商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/幻冬舎 |
発売年月日 | 2006/05/19 |
JAN | 9784344011663 |
- 書籍
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愛の流刑地(下)
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愛の流刑地(下)
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商品レビュー
3.2
16件のお客様レビュー
著者、渡辺淳一さん(1933~2014年)の作品、ブクログ登録は11冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 最愛の女を殺めた果ての孤独な法廷闘争。故意か過失か、あるいは愛の証しか。懸命に愛した男が最後に受け入れた罪と罰とは。論理ではとらえきれぬ情感の妖しさを描き...
著者、渡辺淳一さん(1933~2014年)の作品、ブクログ登録は11冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 最愛の女を殺めた果ての孤独な法廷闘争。故意か過失か、あるいは愛の証しか。懸命に愛した男が最後に受け入れた罪と罰とは。論理ではとらえきれぬ情感の妖しさを描き、現代人の感性の解放をうたうルネサンス的文芸大作誕生。 ---引用終了 主要な登場人物は、村尾菊治(むらお きくじ)と入江冬香(いりえ ふゆか)。 本作は、2007年に映画化されています。 その時のキャストは、村尾菊治 が豊川悦司さん、入江冬香が寺島しのぶさん。 両名の生年は、 ・豊川悦司(1962~) ・寺島しのぶ(1972~) 映画公開時の両名の年齢は、豊川さんが45歳位、寺島さんが35歳位。
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評価は低いけどなかなか。文章はおじさんっぽく、主人公もおじさんですが、法廷の緊迫感や、子の思い、愛情、人情など、よかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻は菊治と冬香の深く躰を求め合う性愛がメインだったのに対し、下巻は冬香が去ってひとりになった菊治の心情と裁判でのやりとりがメインで話が進む。 展開にスピード感があるので、回想シーンもさらさらと読めた。 菊治と冬香の関係は、世に認められるものではなく、二人のセックスも周囲に理解され難い。しかし、四谷のママの手紙が冬香の感情の代弁となり、「このまま死んでもいいと思うほどの快感がこの世にあること」「それをできる男、味わう女は少ないこと」「死にたくなるような快楽を与えたのだから、その罰として刑務所に入ること」など、受入れ難い判決を納得のいく形にもっていったのは、とてもうまい運び方で、安心して本を閉じることができた。 途中、息子の高士が、父親である菊治を慰めに訪れる。唯一家族愛を表現した部分で、最後は、血のつながったものが救いの手を伸ばす感じがよかった。
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