商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/05/15 |
JAN | 9784062754019 |
- 書籍
- 文庫
戦雲の夢 新装版
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戦雲の夢 新装版
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商品レビュー
4
39件のお客様レビュー
男の天とは自分のもって生まれた才能を天に向かって賭けること。 さて、そんな気概が自分にあるのやら? ただ、ないなら松の枝に縋りつくべきではないのだろう。
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主人公は長宗我部元親の四男、長宗我部盛親。舞台は豊臣秀吉により全国統一され、一時の平安期を迎えている戦国時代末期から始まります。 物語の軸が戦いではなく、女性との関係を通し自分のなすべきことや自分自身を見出していくことに置かれ、新鮮でした。目まぐるしい時代の潮流に飲み込まれ翻弄...
主人公は長宗我部元親の四男、長宗我部盛親。舞台は豊臣秀吉により全国統一され、一時の平安期を迎えている戦国時代末期から始まります。 物語の軸が戦いではなく、女性との関係を通し自分のなすべきことや自分自身を見出していくことに置かれ、新鮮でした。目まぐるしい時代の潮流に飲み込まれ翻弄される盛親が自問していく姿に人間味を感じる作品だと感じました。 一方で、中盤では蟄居を命じられるため読んでいてもどかしく、退屈になる部分もあったのでこの評価になっています。 戦国時代の華々しい小説ではなく、一人の人間を描いた魅力ある小説です。 戦国武将の一人を深く描いた作品なので、戦国ファンなら手に取って損はない作品だと感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長宗我部盛親の物語。 関ケ原では当初東軍に味方する予定も、使者が西軍の関所だったかな?を通ることができず、 結局西軍に味方することになります。 で、所領を没収されて一介の牢人になるわけですが、 父元親と似て内省的な性格でとにかく自問自答が多い。 「自分はそもそも大名に向いていなかったのではないか?」とか、 林豪という坊さんに色々言われて、また考えます。 それで夏の陣で大坂方に立ち、最後死力をつくして戦うことができ、物語は終わりました・・・ これといった出来事がすくなく盛親の自問自答がメインなので、盛り上がりには欠けますね。 読むなら「夏草の賦」に続けてがいいでしょうね。 なんだかうまく書けませんが・・・
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