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風に舞いあがるビニールシート
1,540円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/05/30 |
JAN | 9784163249209 |
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風に舞いあがるビニールシート
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商品レビュー
3.9
350件のお客様レビュー
タイトルが印象的
第135回『直木賞』受賞。 6つの短篇に出てくる人たちは、皆、大切なもの・・・何よりも守りたいものを持ってしまった人間だ。 不器用で不恰好な生き方を貫く先に見えるもの・・・それは、お金でも名誉でもない。
abtm
2024年9月26日、読了。 知らない場所の知らない喫茶店で読書をして過ごす休日キャンペーンとして 私が初めて鶴見に行ったとき、そこで初めて入ったカフェで第1章を読み切ってから、いっきに世界観に引き込まれた。 短編集なので読みやすい。 第3章 守護神は社会人大学生の話で、主人公...
2024年9月26日、読了。 知らない場所の知らない喫茶店で読書をして過ごす休日キャンペーンとして 私が初めて鶴見に行ったとき、そこで初めて入ったカフェで第1章を読み切ってから、いっきに世界観に引き込まれた。 短編集なので読みやすい。 第3章 守護神は社会人大学生の話で、主人公のがんばりにパワーをもらえる。がんばりたいときにもう一度読みたい。 タイトルは最後のお話。 できれば各章ずつ、特に最後の章はいっきに読みたかった。
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森絵都さん3冊目。いや2冊目だ。2冊目だと思って読んだのは1冊目の再読だった。途中で既視感に“もしや”と思ったら1年前に読んでいたという情けない状況だった。 この本は6つの短編集。前2章は少し面倒くさかった。自分に興味のない話題で展開する話だったから。 3章で少し面白いと思...
森絵都さん3冊目。いや2冊目だ。2冊目だと思って読んだのは1冊目の再読だった。途中で既視感に“もしや”と思ったら1年前に読んでいたという情けない状況だった。 この本は6つの短編集。前2章は少し面倒くさかった。自分に興味のない話題で展開する話だったから。 3章で少し面白いと思い。この作者のうまさを感じた。そして後半3章は圧倒された。 「ジェネレーションX」は前半イラつく内容ながらだんだんと引き込まれ、訳が分かってくるにつれてすっかり話の中に入り込んでしまった。主人公の経歴が出来過ぎていて少し鼻白むけれど、まそれでも読み終わると余韻が残り、その余韻を楽しむために次の章を読むのがためらわれた。 そして最後のこの本の表題にもなった「風に舞あがるビニールシート」もいい話だった。最後の主人公の決断に拍手喝采! 紛争最中にある危険地帯に赴いていく主人公の夫君。主人公は平和で仲睦まじく暮らす生活を望む。誰だってそうだ。でも、訴える彼女を置いて彼はまた出かけてゆく。 日本人は平和ボケしてしまい、世界で困窮している人たちの実情に目を向けず、耳を傾けないでいる。そんな私たちにそれでいいの?と問題を投げかけているのかもしれない。 前三章はしんどかったけれど、それでもよく調べているなぁと感心することしきりではありました。あらためて素晴らしい作家さんです。ハイ。 えっ?直木賞受賞なんだ。
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