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びんぼう自慢 ちくま文庫
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びんぼう自慢 ちくま文庫

古今亭志ん生【著】, 小島貞二【編】

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968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2005/01/10
JAN 9784480420459

びんぼう自慢

¥968

商品レビュー

4

20件のお客様レビュー

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2023/12/22

変名の一つ「金原亭武生」の参考名「全亭武生(ぜんてえぶしょう)」は初代が師匠から「お前は全体無精でいけない」と小言を言われ、そこから取った洒落名。(小岩武生は、「こいはぶしょう」か)106 志ん生は笹塚で近所の犬を殺した144 馬生を名乗っていてころ、次男の強次(志ん朝)が生...

変名の一つ「金原亭武生」の参考名「全亭武生(ぜんてえぶしょう)」は初代が師匠から「お前は全体無精でいけない」と小言を言われ、そこから取った洒落名。(小岩武生は、「こいはぶしょう」か)106 志ん生は笹塚で近所の犬を殺した144 馬生を名乗っていてころ、次男の強次(志ん朝)が生まれた。強次の名付け親であり、志ん生の近所でもあった柳屋三語楼は病の床。強次と見舞いに行くと「おう、バナナ。立派な人間になるんだよ」と言われた。バナナは芭蕉(馬生)の子供だから205 志ん生自身が『替わり目』を自分と妻のことのようだと言っている284

Posted by ブクログ

2023/05/10

戦後の落語界の第一人者となった著者が、自らの人生を語りつくしている本。落語を読む感覚は最初はなれないが、読むペースが上がるにつれて、引き込まれてしまう。旅芸人の時代、笹塚の時代、業平の時代とここが最悪かと思えばどんどん悪くなる様に呆れてしまう。よくもこんな滅茶苦茶な行動がまかり通...

戦後の落語界の第一人者となった著者が、自らの人生を語りつくしている本。落語を読む感覚は最初はなれないが、読むペースが上がるにつれて、引き込まれてしまう。旅芸人の時代、笹塚の時代、業平の時代とここが最悪かと思えばどんどん悪くなる様に呆れてしまう。よくもこんな滅茶苦茶な行動がまかり通ったと思うが、懐の深い寛容な時代だったのか、人物の魅力なのかはわからない。現代ではありえないような話ばかりで、いつになったらまともになるのかと思いながら楽しく読んだ。

Posted by ブクログ

2023/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

尋常小学校の卒業間近に素行不良で退学になるというくらい、今の世の中では考えられない悪ガキっぷり。 何しろ酒は飲む、煙草も吸う、博奕もする。 家に置いておくと碌なことをしない、と奉公に出されてもすぐ帰ってきちゃう。 それなら、と、朝鮮まで奉公に出されたのに、やっぱり帰ってきちゃう。 10歳でこの悪たれぶり。 それが江戸弁でちゃきちゃき語られると、笑わずにいられない。 けれど、徐々に眉間にしわが寄る。 真面目に生きて貧乏なのは仕方がない。 芸のためなら女房を泣かすことだってあるんだろう。 だけど、親身になって心配してくれる人や、善意の人からお金をだまし取って、飲む、打つ、買うはいただけない。 子どもたちのためにしっかりしなくちゃ、と、日銭の入る仕事についてみるが、お金が入ったそばから飲みに行く。 自分の稼ぎがない時は、奥さんが縫物をして得たお金をむしり取って飲みに行く。 何なら預かっている布を質に入れて飲みに行く。 ダメだ。 いくら才能があっても、こういう人は好きになれん。 石川啄木と同じですね。 人として、ダメ。 だけど才能はあるんだよね、確かに。 それは認めます。

Posted by ブクログ

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