商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 1999/06/19 |
JAN | 9784480058041 |
- 書籍
- 新書
こころの情報学
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こころの情報学
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
-2009.02.24 情報なるもの-その意味解釈や処理加工は、生物の身体内に蓄積されてきた情報系に基づいて実行され、結果として情報系自体も変化する。こういった累積効果こそが<情報>の基本的な性格なのだ。
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『情報伝達の神話』という朝日新聞のコラムを書かれた西垣通氏の著書ということで購入。 情報学の専門家が、一見すると無関係と思われる心の問題について掘り下げている点が興味深い。「情報から心をみる」「機械の心」といった章立てに惹かれたが、実際に読んでみるとやや難解で、思っていたような内...
『情報伝達の神話』という朝日新聞のコラムを書かれた西垣通氏の著書ということで購入。 情報学の専門家が、一見すると無関係と思われる心の問題について掘り下げている点が興味深い。「情報から心をみる」「機械の心」といった章立てに惹かれたが、実際に読んでみるとやや難解で、思っていたような内容とは違っていた。ただ、筆者の言わんとする「情報が心を、心が情報をつくる」という部分は最後のあたりで伝わってきた。
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新書だったが、ちょうどいま気にしているイシュー、例えば人工知能や生命についての哲学事項、が整理されていて、意図せずとても参考になった。 デカルトの二元論の否定から始まり、生命システムの定義や、「言葉」の心的システムに対する意味や、社会体制に対する意味など、大いに参考になった。 ...
新書だったが、ちょうどいま気にしているイシュー、例えば人工知能や生命についての哲学事項、が整理されていて、意図せずとても参考になった。 デカルトの二元論の否定から始まり、生命システムの定義や、「言葉」の心的システムに対する意味や、社会体制に対する意味など、大いに参考になった。 特にアフォーダンスとオートポイエーシスの理論の補完的結合は自分としては新しい知見だった。 また、「中心と周縁/詩人と異化」の論についてはよくかみ砕きたい。 未来に対する考察としては次の2点をよく考えたい。 1)言語性について、王の身体性(声)から新聞のような言葉への変化が社会の変化とリンクしていたとして(情報の独立性が増したとして)、技術の時代にはどうなるだろう 2)経済の時代には権力の源泉が「論理性」であったとして次の時代には何になる? →情緒性が復活する?(エコーチャンバーでは復活しつつある) →つまり言語に変わるコミュニケーション手段が現れたとき、言語が持つ形式性はその権力を失う
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