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憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/08/19 |
JAN | 9784309204659 |
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憑かれた鏡
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憑かれた鏡
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴーリーの絵と、各作家の身も震える小説世界に浸れる、なんとも贅沢な一冊だった。 特に好みだった五作品。 『八月の炎暑』 奇妙な巡り合わせによって、自分の死の日が分かってしまったかもしれないという、あり得そうな感じが良かった。そしてそれが予言になるのかただの偶然なのか、結果が分からないまま不穏なラストを迎えるのがたまらない。 『信号手』 物語の始まりからして惹きつけられる。具体的に何が起きているのか分からず、登場人物の二人も探り合いをして不安に思っているのがこちらまで伝わってくる。 亡霊は危険を知らせてくれているのに、なぜか怖い。静かな話で、絶妙なタイミングでゾワっとさせてくる。 この不思議な出来事の主たる人物は信号手じゃないのだと思うとまた怖い。何かの現象が自分に分かりやすい形になっているとは限らない。こういう運命って実際にあるかもと思うと面白かった。 『亡霊の影』 人妻に恋慕してその夫を殺す話だが、その亡霊が影となって付き纏っているのが不気味で良い。 『猿の手』 ただ戯れにお金を願っただけなのに、息子を失ってしまう悲痛なラストが印象的。 『夢の女』 印象的な台詞やフレーズが多い。主人公アイザックにはどことなく自分と似通った性質を感じて、夢の女からいつか解放されることを願う。
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ディケンズ「信号手」を読み比べたくて手に取った。最後の下り、岡本綺堂のやや古めかしくも格調高い訳も素敵だったが、柴田訳の方がラジオで話していた通り効果的、自分にも現代文の方ががしっくりくる。他の作品は、冒頭の「空家」だけはやや怖かったが、他は怖いというより考えて読むようなものが多...
ディケンズ「信号手」を読み比べたくて手に取った。最後の下り、岡本綺堂のやや古めかしくも格調高い訳も素敵だったが、柴田訳の方がラジオで話していた通り効果的、自分にも現代文の方ががしっくりくる。他の作品は、冒頭の「空家」だけはやや怖かったが、他は怖いというより考えて読むようなものが多く、ホラー物が苦手な自分でもこれは夜に読書ができて読み通せた。
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何作か昔読んだ短編が入っていて 懐かしい気持ちになった。 そんなトーンで、なんだか全体的に 懐かしい雰囲気。
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