1,800円以上の注文で送料無料

愚直スタイリッシュ シャレード文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

愚直スタイリッシュ シャレード文庫

花川戸菖蒲【著】

追加する に追加する

愚直スタイリッシュ シャレード文庫

607

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房/二見書房
発売年月日 2006/09/29
JAN 9784576061528

愚直スタイリッシュ

¥607

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2011/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 朋野の愛情が深く突き刺さる作品でした。  翠は、過去のトラウマから、何かがあると女性化してしまう……という病気を抱えている。  そんな翠を献身的に支える朋野――。  という話かなー。  とにもかくにも、朋野の愛情が深くて。  翠が少し外に出れるようになった、と言って喜び。  自分から名刺を作った、と言って喜び。  なんていうか、親が子供に注ぐ愛情並みに深い。  でもって、翠は触られるのがダメで、そういう性的な事柄から、今の状態に陥ってしまったのだから……と、何も手出しもしない……。  一緒に隣で寝てるのにね……。  でも、翠も朋野のことをちゃんと思ってて……というような話でした。  これって、シリーズ物の一つ目……なのかしら?  できれば、個人的には翠が元気になって、本当の意味で過去に縛られることのなくなった話を見てみたいなー……と、思いました。

Posted by ブクログ

2006/10/13

過去のDVのあと、  「それ以来あいつ、自分で自分のこと認められなくなっちゃったんです。俺はあいつのことすっげ好きだから一緒にいるんだけど、あいつはそれを、俺がお人好しだからだって思ってるんだ。拾った犬は最後まで面倒を見るっている、あれと同じように感じているんです」 「…」 ...

過去のDVのあと、  「それ以来あいつ、自分で自分のこと認められなくなっちゃったんです。俺はあいつのことすっげ好きだから一緒にいるんだけど、あいつはそれを、俺がお人好しだからだって思ってるんだ。拾った犬は最後まで面倒を見るっている、あれと同じように感じているんです」 「…」 「それ、俺のことが信じられないからじゃないんだと思うんですよ。あいつが信じられないのは、自分自身だと思うんです」  自分自身、と奥さんは呟いた。朋野は小さくうなずいた。 「たとえば俺が、顎が外れるまで好きだとか愛してるとか言っても、きっとあいつは信じない。そんな言葉を額面どおり受け取れる人間ではないと、あいつ自身が思ってるんです。自分を信じていないんです。自分を愛してないんです。もしかしたら一生、自分を好きになれないかもしれないんです」 「……」 「だから、奥さん、そうなる前に、もっと自分を大切にしてください。自分を好きでいてください。生きるって言うことは自分を愛するってことだと思うんです。だから心が死んでしまう前に、生きることが楽しいと思えるように、頑張ってみませんか」

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品