商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2006/09/29 |
JAN | 9784488023904 |
- 書籍
- 書籍
ヴェサリウスの柩
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ヴェサリウスの柩
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
第16回鮎川哲也賞受賞作。解剖学教室を舞台にした珍しいストリー。余程この分野に詳しくないと書けないテーマ。賞選評でも、少し触れているが、この作品はむしろ、乱歩賞ではないだろうか? 少し不思議な気がしたのが、復讐の動機だ。罠にはめられて大学を追い出された事になっているが、その代わり...
第16回鮎川哲也賞受賞作。解剖学教室を舞台にした珍しいストリー。余程この分野に詳しくないと書けないテーマ。賞選評でも、少し触れているが、この作品はむしろ、乱歩賞ではないだろうか? 少し不思議な気がしたのが、復讐の動機だ。罠にはめられて大学を追い出された事になっているが、その代わりに、町の病院を開設する程のお金の提供を受けているので、19年もかけて復讐をするほどの動機なのだろうか?しかもその為に、子供をたくさん作ってまで。そのサポートに複数の愛人を作ってまで…… マアーいずれにしても、面白かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
解剖実習中“ご遺体”の腹から摘出された一本のチューブ。 その中には、研究室の教授を脅迫する不気味な詩が封じられていた。 「園部よ私は戻ってきた。今ここに物語は幕を開ける…」。 動揺する園部。 彼を慕う助手の千紗都は調査を申し出るが、園部はそれを許さない。 しかし、今度は千紗都自身が、標本室で第二の詩を発見してしまう。 「黒い絨毯の上で死者は踊り生者は片腕を失うだろう…」。 事務員の梶井に巻き込まれる形で調査を始めた千紗都は、チューブを埋め込んだ医師を突き止める。 だが、予想外の事実に千紗都は困惑した―その医師は十九年前に自殺していたのだ。 (アマゾンより引用) 面白かった(*^ω^*) 黒幕は予想通りやったけど( ´ー`) ちょっと気持ち悪い表現があって、その場面を想像すると気が滅入る( Д |||) 内容も凝ってて良かった(*´∀`*)
Posted by
東都大学医学部の解剖実習中に、「ご遺体」の腹部から一本のチューブが発見された。 その中には、研究室の教授・園部を告発、脅迫する不気味な詩が封じこめられていた。 その後、標本室で第2の詩が発見され、詩のとおりに事件が起きる。 事務員・梶井に巻き込まれる形で調査を始めた教官の千紗都は...
東都大学医学部の解剖実習中に、「ご遺体」の腹部から一本のチューブが発見された。 その中には、研究室の教授・園部を告発、脅迫する不気味な詩が封じこめられていた。 その後、標本室で第2の詩が発見され、詩のとおりに事件が起きる。 事務員・梶井に巻き込まれる形で調査を始めた教官の千紗都は、チューブを埋め込んだ医師を探り当てるがその医師は19年前に自殺していた。 ドクター・ヴェサリウスの遠大な計画とは!? 第16回鮎川哲也賞受賞作品です。 物語の全編に漂う「死」の匂い。 ドクター・ヴェサリウスの奇行とその気の遠くなるような計画への執念。 そして多数の「ご遺体」と死体プール。 鮎川哲也賞というより、乱歩のイメージに近かったです。 特に死体プールの描写の気持ち悪さといったら!かなりヤバイです。 全体的に非常に地味な印象。あまり動きもなく、キャラも地味。 謎解き部分も犯人の独白が頼りで探偵小説としては物足りませんでした。 千紗都のトラウマの解決などもとってつけたようでしたし。 ですが、ドクター・ヴェサリウスの奇行の意味などとてもよく考えられている作品だと思いました。 人体をタイムカプセル代わりに使う、という発想にも驚きました。 読んでいる間は引き込まれましたが、残念ながら、次回作を読みたい!と熱烈には思いませんでした。 やっぱり地味だからかなぁ。
Posted by