![「失われた10年」を超えて(2) 小泉改革への時代](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001539/0015391633LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会/東京大学出版会 |
発売年月日 | 2006/02/27 |
JAN | 9784130302050 |
- 書籍
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「失われた10年」を超えて(2)
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「失われた10年」を超えて(2)
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小泉改革を論じた論文を読みました。残念ながら、あまり読みやすい論文ではありませんでした。 読みにくい理由は、総花的な報告です。それぞれのサーベイの質は高いですが、テーマを絞らないと読めません。日本の経済改革が失敗する理由について説明しています。従来、日本の経済改革が失敗する理由と...
小泉改革を論じた論文を読みました。残念ながら、あまり読みやすい論文ではありませんでした。 読みにくい理由は、総花的な報告です。それぞれのサーベイの質は高いですが、テーマを絞らないと読めません。日本の経済改革が失敗する理由について説明しています。従来、日本の経済改革が失敗する理由として、官僚の抵抗、政治家の無能等が指摘されてきました。それに対して、この論文は、全く別の説明をしています。国民の日本の経済改革に関する期待値が高すぎるのです。小泉政権下で、郵政民営化、道路公団改革等の改革がおこなわれてきました。 それらの改革は、高い評価を得られませんでした。何故ならば、中途半端だからです。しかし、欧米の経済改革と比較すると、かなり革新的な改革だそうです。欧米における経済改革も、妥協を強いられて、中途半端なものになるものが殆どです。しかし、その中途半端な改革でも、一歩前進という風土があるので、経済改革が進むそうです。また、今後の経済改革の課題を二つ提示しています。第1に、政権が、実行したいテーマを持っているかという点です。 第2に、政権が、その政策を国民に訴える能力を持っているのかという点です。小泉政権は、良くも悪くも、 第1、第2の条件をクリアーしていました。安倍政権は、第1の条件をクリアーしていますが、第2の条件をクリアーしていません。福田政権には、第1の条件、第2の条件もクリアーしていません。
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