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アジアのいかしたTシャツ
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アジアのいかしたTシャツ

sunao(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぺんぎん書房/
発売年月日 2004/12/01
JAN 9784901978354

アジアのいかしたTシャツ

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商品レビュー

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2023/08/04

 近年、ネットで好評を得て本になる…というケースが急増しているようです。  私は基本的にネットと本は別物と考えているのでそういう事情にはてんで疎いのですが、 どうやらこれから紹介する本は私が現実に触れた初めての『ネット発』の本であったらしいのです。  作者のsunao氏はこの本と...

 近年、ネットで好評を得て本になる…というケースが急増しているようです。  私は基本的にネットと本は別物と考えているのでそういう事情にはてんで疎いのですが、 どうやらこれから紹介する本は私が現実に触れた初めての『ネット発』の本であったらしいのです。  作者のsunao氏はこの本と同名のサイト・アジアのいかしたTシャツの管理人です。(リンク申告不要ということなので貼ってみました)  文字通りアジア(タイ、ラオス、マレーシア、シンガポールなどなど)で売っているTシャツを中心としたいかしたものを 数多く紹介しています。  カウンタは既に120万Hitを越える、知る人ぞ知る人気サイトらしいです。  この本はそこで紹介された中でも特に好評だったものを抜粋して作った本のようです。  …と言っても私は本を読むまでサイトのことは全く知りませんでした。  いつも面白い本を貸してくれる友人が偶然書店で見つけて購入し、「面白いよ」と私に回ってきたものです。  そして私の面白アンテナにも見事に引っかかった…という次第。  先程から面白いと言っているけれど、一体何が面白いのか。そもそもここで紹介されているTシャツはどう「いかしている」のか。  その答えは本を開く(あるいはサイトを見る)とすぐにわかります。  そのTシャツにデザインされているのは『日本語』です。  でもどこか変なのです。私たちの使っている日本語とどこか違うのです。もしくは合っていても 「そんな言葉を着て歩いちゃダメだろう!」と突っ込んでしまうのです。  そのTシャツにいるのは日本でおなじみのキャラクターです。  でもどこか変なのです。日本で見ている姿と違うのです。  要するにパクリです。しかも精巧じゃないパクリ。でもその微妙なズレがたまらない。  もしくはどこかの雑誌の特集ページの扉デザインや日本の商品のパッケージをまんまTシャツにしていたり。  とにかく見ると一発で笑えます。そしてアジアの人々が本当にこれを着て歩いているのかと考えるともっと笑えます。  こんなのが笑えた…というのを書きたいのですが、新鮮な驚きを味わってもらいたいのであえて書きません。 しかし、私が最も衝撃を受けたネタは本当にすごい破壊力でした。その破壊力はあの『VOW』の編集者を タイまで旅立たせたほどです。(本当)  ネットで紹介されていてそこからなら無料で見られるものを、どうしてわざわざ本を買ってまで読む必要があるのか。 そう思っている人は恐らく多いでしょう。  逆に、ネットで見ていてもやはり本で読みたいという人も多いでしょう。  私は今のところそのどちらでもありませんが、本書に限って言うなら本で読むメリットは『レイアウトの面白さ』 だと思います。  とにかく絶妙なのですよ、ひとつのTシャツに対するコメントのフォントの選び方とか文字の配置とかが。  それが元々サイトにアップされていた写真の面白さを増幅しているのです。  これはHTMLには真似できない、デザインの妙だと思います。  (いや、頑張れば真似できないことないのかもしれないけど、ものすごくデータ重そう。笑)  これがこの本の場合のネットとは違う、本でしかできない『付加価値』なのでしょう。  これからも『ネット発』本って増えていくのでしょうけど、恐らくどう付加価値を付けていくが勝負の分かれ目だろうと私は勝手に考えています。  ちなみに本とは関係がないのですが、一番最初に書いたsunao氏のサイトのリンク先に全く別の意味でいかしたサイトがあります。  海外のサイトで、日本で売られているTシャツに書かれているいかした英語を扱ったものです。  そこにはかなりの大手メーカーから販売されているものも含まれているとか。  私たちがアジアのTシャツを笑っている同じ時に、英語圏の人が私たちの普段何気なく来ているTシャツを笑っているということです。  まさに笑いの因果応報と言えるでしょう。 (2005.6.20 UP)

Posted by ブクログ

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