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ひびわれた仮面 東京・文京区幼女殺害事件
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ひびわれた仮面 東京・文京区幼女殺害事件

保坂渉(著者)

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ひびわれた仮面 東京・文京区幼女殺害事件

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 共同通信社/
発売年月日 2002/12/20
JAN 9784764105195

ひびわれた仮面

¥1,540

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2025/01/28

文京区で実際にあった幼女殺害事件に関するルポルタージュ。1-2章までは被告人の生い立ちから殺害に至るまでの話、3章は被害者遺族が事件により被った被害や思いに関する話という構成。 1-2章のみつ子被告の話に関しては、正直あまり感情移入は出来なかった。「私は幼少期にこんな辛いことが...

文京区で実際にあった幼女殺害事件に関するルポルタージュ。1-2章までは被告人の生い立ちから殺害に至るまでの話、3章は被害者遺族が事件により被った被害や思いに関する話という構成。 1-2章のみつ子被告の話に関しては、正直あまり感情移入は出来なかった。「私は幼少期にこんな辛いことがあったんだ。そのせいで学生時代、社会人、結婚生活も全部こんな大変だったんだ。そんな私は事件前はこんな状況でこんな風に思ってたんだと。」と、全部何もかも責任転嫁して周りや環境のせいにしている様にしか思えない。こだわりの対象としていた被害者の母親ではなく、その子供を殺害対象とした理由も詳しく語っていない。被告人の一人相撲で勝手に殺意を募らせ、身勝手な理由で殺害したとしか思えない。 確かに、幼児期に過ごした環境が、人が健全な心を育めるかに大きな影響を与えるという事には同意する。しかし、この本で語られている被告の半生は、何の罪も非難の言われようも無い幼い子供を殺害してしまうほどの心の歪みを生んでしまったことに、共感ないし納得の出来るものとは、どうしても思えなかった。 法廷での被告人の証言内容も度々引用されているが、その内容からも他責思考で自己中心的な考えが伝わってきて、読むに耐えなかった。 一方で、3章の内容は心を打つ内容が多かった。残された遺族の悲しみは計り知れないものがあるが、その一端を理解出来たように思う。また、被害者遺族の二次被害の現実や、日本の被害者支援制度の遅れ等といった内容にも触れられており、一個人として、この問題をどう解消すべきなのか考えさせられる側面もあった。 一通り読み終わった後に感じたのは、この本で取り上げられているような事件は、もはや"天災"のようなものではないか、ということ。自分の家族は、どんな手を使っても犯罪被害から守りたいと思っているが、今回の様なケースから守るためにはどうしたら良いのか。そして、"天災"である以上、どんな人でも被害を受ける可能性はゼロではない。もしそのような被害を受けてしまった時に備えて、社会がどうあるべきなのか考えさせられた。

Posted by ブクログ