商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 1995/12/01 |
JAN | 9784591041901 |
- 書籍
- 児童書
せかいいちうつくしいぼくの村
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せかいいちうつくしいぼくの村
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商品レビュー
4.4
38件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もとは自分のために買った絵本ですが、最近子どもに読んであげて、読んで良かったと思いました。 物語の舞台はアフガニスタンのパグマンという小さな村。春になると、たくさんの果実が実り、美しい風景画広がる。夏には収穫し、ロバの背に果物を乗せて売りに行く。 中東は乾燥地帯で日本のような四季の変化や、花が咲き乱れる風景などはなさそうなイメージだが、そんなことはない。人々は収穫を喜び、村は幸せに包まれる。少年のヤモは、父を手伝って町にさくらんぼを売りに行く。村の人がいってらっしゃいと声をかける。そこに「お兄さんが戦争に行っているから父を手伝う」という記述がはさまれ、ただ明るいだけの物語ではないことにハッとさせられる。 最初はドキドキしてうまく声を出せないヤモだが、「パグマンのさくらんぼ、懐かしいな」と買ってくれる人が現れ、無事にすべて売り切ることができる。そして夕方、村に帰る前にお父さんが「びっくりすることがある」とヤモを連れていったのは、ひつじの市場だ。父子は、その日の稼ぎを全部使って、羊を一匹買うのだ。あぁ、このようにして、人々は強く、一生懸命に生きてきたはずだ。どこの国でも。どこの地域でも。多くを望まず、自然の恵みに感謝し、一匹の家畜に希望を感じ、ささやかに、ひっそりと、世界の片隅で生きてきたのだ。 と、感動するのだが、その後、戦争が始まり、パグマンという村は破壊され、もうないのだ。 絵本の最後に、突然、何の説明もなく、この村は戦争で破壊されなくなったと描かれ、言葉を失います。戦争の悲しさを、最後の1ページで強烈に訴えかけてくる絵本です。
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タイトルに惹かれて読了。前情報なく読み始めたから最後の一文には衝撃を受けた。それまで平和な日常がうつくしい絵で描かれていたのに、たった一文ですべてが覆る。1995年当時のアフガニスタン、この絵本は自分は生まれる前の話だけれど、今も尚アフガニスタンの治安は世界で最も不安定と言われて...
タイトルに惹かれて読了。前情報なく読み始めたから最後の一文には衝撃を受けた。それまで平和な日常がうつくしい絵で描かれていたのに、たった一文ですべてが覆る。1995年当時のアフガニスタン、この絵本は自分は生まれる前の話だけれど、今も尚アフガニスタンの治安は世界で最も不安定と言われている。おなじ人間同士なのに争い続けている現実が、ただただやるせない。
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戦争を描いた絵本の中でもズーンと心にくる作品でした。 『風が吹くとき』のように、戦争が普通のひとの普通の暮らしを奪う様子が伝わってきます。 季節…お話の中心は夏ですが、冬に読んでもいいかも… 対象…4年生くらい(字は少ないですがページ多) 内容…アフガニスタン 1990年ごろが...
戦争を描いた絵本の中でもズーンと心にくる作品でした。 『風が吹くとき』のように、戦争が普通のひとの普通の暮らしを奪う様子が伝わってきます。 季節…お話の中心は夏ですが、冬に読んでもいいかも… 対象…4年生くらい(字は少ないですがページ多) 内容…アフガニスタン 1990年ごろが舞台 架空の村(モデルはあり) 行商
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