商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2000/05/09 |
| JAN | 9784167142568 |
- 書籍
- 文庫
鬼平犯科帳 新装版(4)
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鬼平犯科帳 新装版(4)
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商品レビュー
4.2
34件のお客様レビュー
息子の辰蔵の活躍?を…
息子の辰蔵の活躍?を描いた「霧の七郎」や、新たに平蔵をたすけるおまさが初登場する「血闘」、大滝の五郎蔵と舟形の宗平が初登場する「敵」など、これからの主要な登場人物の話が満載。
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盗人の頭領であった大…
盗人の頭領であった大滝の五郎蔵を密偵として迎え入れる「敵」。この後、密偵達のまとめ役となっていきます。
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈4〉』を読みました。 池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈3〉』以来ですね。 -----story------------- はっと、平蔵が舟の中へ身を伏せた。 荒屋敷の潜門がしずかに開き浪人風の男があらわれ、あたりに...
池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈4〉』を読みました。 池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈3〉』以来ですね。 -----story------------- はっと、平蔵が舟の中へ身を伏せた。 荒屋敷の潜門がしずかに開き浪人風の男があらわれ、あたりに眼をくばっている。(これほどのやつがいたのか……)平蔵の全身をするどい緊張がつらぬいた。 ──密偵・おまさの窮地を救うため、ひとり敵地にのりこんだ平蔵の凄絶な剣技を描く「血闘」、のちの展開に大きな役目を果たすことになる、盗賊・大滝の五郎蔵が初登場の「敵」ほか、「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「あばたの新助」「おみね徳次郎」「夜鷹殺し」の全八篇。 ----------------------- 文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1969年(昭和44年)10月号から1970年(昭和45年)6月号に連載された作品8篇を収録して1976年(昭和51年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第4作です。 ■霧の七郎 ■五年目の客 ■密通 ■血闘 ■あばたの新助 ■おみね徳次郎 ■敵 ■夜鷹殺し ■解説 佐藤隆介 「おなつかしゅうござります」20余年ぶりに平蔵の前に現われ、「密偵になりたい」と申し出たおまさには、平蔵への淡い恋心と語りたがらぬ過去があった(「血闘」)……鬼平の凄絶な剣技に息を呑む本作ほか、「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「あばたの新助」「おみね徳次郎」「敵」「夜鷹殺し」の全8篇を収録。 テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! 本作品は 過去に男女関係となっていたふたり……そのことに気付かれたと思い不本意ながら音吉に抱かれるお吉と、そのことに気付かず愉しみながらお吉を抱く音吉、その認識のズレがふたりの関係に微妙な影を落とす『五年目の客』、 密偵となるおまさが初登場……おまさと平蔵のかつての恋心が交錯し、物語に深みが加わっている『血闘』、 実直で妻以外の女を知らなかった同心・佐々木新助……女に騙され、女に溺れ、墜ちていく男の悲哀を描いた『あばたの新助』、 夫婦ともに別な盗賊の下で活動している悪党なんだけど、徳次郎の方は妻・おみねの正体を知らないという夫婦関係がユーモア交じりに描かれ、おまさの活躍が見事な『おみね徳次郎』、 盗賊・大滝の五郎蔵が初登場……密偵になるまでを描く『敵』、 が印象的だったかな……連作短篇のカタチを取っており、1篇ずつでも愉しめるのですが、それぞれの短篇が繋がって大長篇としても読める構成なので、順番に読み進めると大河ドラマ的な愉しみがありますね。 第5作以降も順次、読んでいこうと思います。
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