いのちの風 新潮文庫

高杉良(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 1994/06/29
• JAN: 9784101303123

商品レビュー

2010/05/28

高杉作品にしてはやや…

[文庫ＯＦＦ]

高杉作品にしてはやや展開が単純も、気軽に読める一冊です。

2014/01/18

日本生命に実在した創業家の若き常務をモデルにした小説。高杉良は金融モノを中心に実在する企業、人物をモデルに小説を書き、そのリアリティに感心するが、本作も生命保険会社の細部にわたる部分までよく勉強されている。
ストーリーは、創業家の子息が、３０代にして生命保険会社の取締役として入社し、周りの反発や保険会社特有の環境にも負けずに、積極的に前向きに、謙虚に取り組み、皆の絶大なる信頼を勝ち取るものの、病に倒れて若くしてなくなるという典型的な悲劇のヒーロー的ストーリーである。
これにモデルが実在するということを理解して読むと、やはり読後感は残念で、悲しい気持ちになった。

2006/12/28

主人公の広岡厳太郎はサラリーマン金太郎の“矢島金太郎”を彷彿とさせる人物で、こんな風に潔い男、すがすがしい男になりたいと思いました。