孫策の死 集英社文庫

伴野朗【著】

• 内容紹介: 内容:孫策の死.墨守せしもの.〔ホウ〕涓この樹の下に死せん.易水去りて.鏑矢が飛ぶ.南柯の夢
• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 1993/12/15
• JAN: 9784087481112

商品レビュー

2010/05/28

六編収録の短編集です…

[文庫ＯＦＦ]

六編収録の短編集です。表題作『孫策の死』は、孫策が主人公かと思いきや、于吉が中心です。天下をねらえる程の才を持ちながら、26歳の若さで夭折した孫策。三国志演義では、彼の死因は于吉を殺した祟りとされていますが、この作品では、演義をベースにさらに作者独自の解釈を加えています。他にも、孫ピンＶＳホウ涓の因縁対決や、冒頭単于の鏑矢の話、始皇帝暗殺の話など、有名なエピソードをモチーフとした作品が多いです。孫ピン、ホウ涓に興味を持った方には、宮城谷昌光の『孟嘗君』もお薦めです。『孟嘗君』では、この本に載っているエピソ

2023/07/20

中国史の有名なエピソードが割と淡々と語られます。最後の一編は、夢で人生の栄枯盛衰を経験するというファンタジーです。

2009/03/09

孫策の死
墨守せしもの
龐涓　この樹の下に死せん
易水去りて
鏑矢が飛ぶ
南柯の夢
以上、六編からなる短編集。

三国志モノは孫策の死だけですが于吉の描き方が少し変わっていて面白いです。

他の作品もそれぞれ有名な話を取り上げているので、取っ付き易いのではないでしょうか。
南柯の夢はちょっと違うかもしれませんが。

さらっと読める小品ですが、こういうものもたまには良いんじゃないでしょうか。