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婆沙羅 講談社文庫
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婆沙羅 講談社文庫

山田風太郎【著】

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婆沙羅 講談社文庫

460

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1993/09/14
JAN 9784061854932

婆沙羅

¥460

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

混乱の南北朝時代を、…

混乱の南北朝時代を、自儘に渡り歩いた婆娑羅大名、佐々木道誉。道誉の老獪っぷりがスゴイ‥!

文庫OFF

2010/05/28

著者晩年の創作の中心…

著者晩年の創作の中心となった室町ものの長編。安土桃山以後の時代を書いてきた著者が最後に興味を傾けた室町の世。戦国の乱世となり常識もなにもなくなった世の中を生き抜いた人々を描く。

文庫OFF

2024/07/30

鎌倉末期から室町時代までを生きた、佐々木道誉(ささき どうよ)を描く。 1319年〜1367年を扱う「太平記」は、まさにこの時代、リアルタイムで書き続けられており、この作品は山田風太郎世界が全開の「魔界太平記」とも言えようか。 将軍方(北朝)対、天皇方(南朝)の南北朝が60年にも...

鎌倉末期から室町時代までを生きた、佐々木道誉(ささき どうよ)を描く。 1319年〜1367年を扱う「太平記」は、まさにこの時代、リアルタイムで書き続けられており、この作品は山田風太郎世界が全開の「魔界太平記」とも言えようか。 将軍方(北朝)対、天皇方(南朝)の南北朝が60年にも渡る争いを繰り返し、戦国の世に匹敵する、あるいはそれ以上に天下は乱れて、民衆を苦しめた。 登場人物全てがあちらこちらと手を組み、寝返り、入り乱れること、作者自身も「筆舌に尽くしがたい」と描写するくらいややこしい。 全ての事件に道誉が何らかの形で関わっており、彼が時代を動かしているような錯覚さえ抱く。 しかし、道誉は派手に立ち回って注目を浴びながらも、政治的には影に徹し、顔の広さを生かしては敏腕ネゴシエイターとなり、時には自ら毒を盛った。 道誉は乱世が好きである。乱世の中でこそ存分に婆沙羅を楽しみ、彼は輝いた。 いちおうの立場を足利方に置くが、後醍醐天皇の魔帝ぶりにも魅入られる。 彼を動かすのは彼自身の美意識である。 武士として出陣する一方で、芸能や美食を愛し、公卿とも親交を深めて優雅で煌びやかな雰囲気をまとうその姿は、泥臭い坂東武者たちとは一線を画す。 幕切れは鮮やかで、夢幻の芝居を見ているよう。 足利家は三代義満の世になった、また新しい文化が花ひらくであろう。 「時には魔帝と」 「時には野望児と」 「時には妖僧と」 「時には神将と」 「時には人獣と」 「時には隠者(いんじゃ)と」 「時には狼群と」 「時には鬼魁(きかい)と」 「時には大将軍と」 「最後に魔童子と」

Posted by ブクログ

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