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日本幻想文学集成(9) 中島敦 文字禍

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商品詳細
内容紹介 | 内容:狐憑.木乃伊.山月記.文字禍.名人伝.悟浄出世.悟浄歎異.盈虚.牛人.弟子.李陵.幸福.遍歴. 中島敦における歌のわかれ 矢川澄子著 |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会/ |
発売年月日 | 1991/12/12 |
JAN | 9784336032195 |
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日本幻想文学集成(9)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
☆4.4 予想外に好みの作品が多かった。若い頃は硬くて真面目な文学といった漠然としたイメージだったが、幻想文学という括りのこともあってオカルト感も強く楽しめる作品が多かった。中島敦は面白い、とイメージが塗り替えられた。 『木乃伊』『文字禍』『悟浄歎異』がお気に入り。 特に悟浄歎...
☆4.4 予想外に好みの作品が多かった。若い頃は硬くて真面目な文学といった漠然としたイメージだったが、幻想文学という括りのこともあってオカルト感も強く楽しめる作品が多かった。中島敦は面白い、とイメージが塗り替えられた。 『木乃伊』『文字禍』『悟浄歎異』がお気に入り。 特に悟浄歎異は西遊記の沙悟浄目線で三人の旅の仲間について語られる作品で、生き生きとした筆致がザ・教科書文学の中島敦というイメージからはかけ離れていて熱っぽくてドキドキしてくるくらいに面白かった。読んだ後思わず西遊記を読む予定の本に加えてしまうくらい。しかし沙悟浄というキャラクターは西遊記本編ではあまり目立たぬキャラクターらしく、この悟浄歎異(と前日譚の悟浄出世)が一番沙悟浄を書いているくらいだと西遊記ファンの記事で挙げられているほどだった。 中島敦はこの西遊記関連の作品をもっと書く予定だったが実現せず亡くなってしまったようで、読むことの叶わない作品を心の底から読みたかったと思ったのは初めてだったように思う。
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