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講演集 ドイツとドイツ人 他五篇 講演集 岩波文庫
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講演集 ドイツとドイツ人 他五篇 講演集 岩波文庫

トーマス・マン(著者), 青木順三(訳者)

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講演集 ドイツとドイツ人 他五篇 講演集 岩波文庫

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内容紹介 内容:ドイツとドイツ人(1945年) ドイツ共和国について(1922年) 理性に訴える(1930年) ボン大学との往復書簡(1937年) ゲ-テと民主主義(1949年) 芸術家と社会(1952年)
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1990/05/16
JAN 9784003243473

講演集 ドイツとドイツ人 他五篇

¥726

商品レビュー

4.4

7件のお客様レビュー

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2024/09/22

『魔の山』や『ブッデン・ブローク家の人びと』などで知られるトマス・マンの講演集。1922年から1952年までの6本が収録されている。この間、ヒトラーが首相に任命された1933に、マンはドイツから亡命している。 表題の講演はナチス・ドイツが崩壊した直後の1945年に米国で行なわれ...

『魔の山』や『ブッデン・ブローク家の人びと』などで知られるトマス・マンの講演集。1922年から1952年までの6本が収録されている。この間、ヒトラーが首相に任命された1933に、マンはドイツから亡命している。 表題の講演はナチス・ドイツが崩壊した直後の1945年に米国で行なわれたもの。なぜ、ドイツからナチスが生まれたのかという問題意識に対して、「良いドイツと悪しきドイツがいる」のではなく、ドイツの最良のものから悪しきものが生み出されたとみるのがマンの結論。その具体例として、ルター、ドイツ・ロマン派、ニーチェなどが論じられている。

Posted by ブクログ

2024/01/15

ドイツ、その民族性や民主主義擁護、ゲーテ、ノヴァーリスやホイットマン、ニーチェなどなど、冷静に語るトーマス・マンの言説の数々。

Posted by ブクログ

2023/09/03

トマス・マンの自国ドイツに関する講演と書簡六篇を収録。 読み始めたばかりで、表題の『ドイツとドイツ人』のみ読了だが、感嘆。 当時既に渡米していたマンが、ドイツの第二次大戦敗戦直後に行った講演の内容である。 主に三部構成であり、全編に渡って、15世紀以降のヨーロッパ全体を包括し...

トマス・マンの自国ドイツに関する講演と書簡六篇を収録。 読み始めたばかりで、表題の『ドイツとドイツ人』のみ読了だが、感嘆。 当時既に渡米していたマンが、ドイツの第二次大戦敗戦直後に行った講演の内容である。 主に三部構成であり、全編に渡って、15世紀以降のヨーロッパ全体を包括した議論、つまりフランス革命、政治と道徳、自然主義への態度などを踏まえ、相対化されたドイツ人として語られているところが秀逸と感じた。 まず一つ目は、自由の概念について。 ドイツは、国際社会の中で自由にドイツ的であるために、世界・ヨーロッパ・文明との戦いを決意した。 そしてその目的に必要な国民の一致団結のため、国内では強権的統制となったのである。 この外部的自由と内部的不自由の矛盾が語られている。 ナポレオン戦争に対する国家主義という構図はトルストイの『戦争と平和』にも通じる。 世界の中のフランス革命、という視点は、今後深めて学習したい点である。 二つ目は、政治に対する考えの相違について。 ここは特に面白い。 政治に適した民族は、政治的不道徳と倫理を両輪とすることで、人生を「処理」する。 一方真面目すぎるドイツ人は、そのような人生の処理は偽善と見なし、政治は明確な悪であり「人を卒倒させること」を為さねばならない、と考える。 偽善を許さぬという正義が、より大きな不正義を生んだ。 このレトリックは、ロシア人と通じる物がある。 政治に必然の不道徳については、マキァヴェッリやバーリンが論じるところと同じである。 国も時代も超えて同じ議論がなされるものは、一般の真理と言えるだろう。 実生活でも実感する。 但し、この「政治に適した民族」で言う「民族」の定義が引っかかった。 マンがもし、文化よりも血族的な「人種」に拘ったのだとすれば、やはりそれ自身はドイツ的だ。 そして三つ目は、ドイツ・ロマン主義についてである。 合理的啓蒙主義に抵抗するロマン主義、という構図は、またバーリンを借用して言えば、自然主義と人文主義の対比から続く延長線だ。 そのドイツ・ロマン主義は、ビスマルクの下ではヨーロッパ全体に功績をなした一方、ヒトラーの下では悲劇を生んだ。 以上の三点が自分の本書の理解である。 岩波文庫一括増版のお陰で、読むことができた。 当時のドイツにとって極めて特殊な状況の中、自国民の特性を率直に表現し、亡命者の他人事の批判でもなければ、敗戦国の自己擁護或いは自己蔑視でもない。 「ドイツ人」のところを、「日本人」や「人間」と置き換えても、当てはまるところがある。 今敢えて再版する価値を見出し本書を届けてくれた岩波文庫に、敬意を評したい。 *************** 全編読了。 素晴らしい内容。 ドイツだけでなく、近代のヨーロッパを中心とした社会の思想、哲学、歴史を考える上での「軸」が輪郭を持って理解できた。 現在の国際情勢や日本の抱える問題について、大いに参照すべきところがある。

Posted by ブクログ

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