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“She's Rain
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“She's Rain" 河出文庫BUNGEI Collection

平中悠一(著者)

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“She's Rain

374

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1990/10/04
JAN 9784309402628

“She's Rain"

¥374

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2018/10/15

おそらく人生の中のある一時期、ある瞬間にだけリアルに存在する小説。言葉の使い方がうまく(ときに気恥ずかしくなることもあるが)、そのことがこの作品をコバルト文庫になることから救っている。 ----- 今読んでもやっぱりなんてことないラブストーリー(ともいえないもの)なのだが、今...

おそらく人生の中のある一時期、ある瞬間にだけリアルに存在する小説。言葉の使い方がうまく(ときに気恥ずかしくなることもあるが)、そのことがこの作品をコバルト文庫になることから救っている。 ----- 今読んでもやっぱりなんてことないラブストーリー(ともいえないもの)なのだが、今回はなんだかわからないがものすごくよかった。校門での別れのシーン「一人で歩いていってほしいんでしょ」というレイコのセリフには思わず息が止まった。個人主義でありたい男とそれを理解したくない女というストーリーに自分と照らし合わせてしまった。ユーイチたちのバンドの名前が「ストリート・キッズ」。うーん、80年代だなあ。BGMは佐野元春でしょう、やっぱり。ラストシーンが坂道を下った交差点というあたりがいい。(20010810)

Posted by ブクログ

2013/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和59年度文藝賞受賞作品。 主人公はユーイチ、17歳。 “彼自身がこの『シーズ・レイン』を書いている”という表現に、これは主人公=平中悠一、作者自身?? ユーイチにはレイコという仲の良い女の子がいます。 いわゆる友達以上恋人未満の関係、というやつです。 レイコもユーイチもお互いに好意は持っているけど、物事はそう単純ではないらしく…。 やっぱり、お話は80年代の香りがします。 「かあいい」=可愛い これ、すき。 「かあいい」って言い方がかあいい、と思ってしまいました。 お話としては正直ちょびっと物足りなかったかな。 お酒も飲むし、チークダンスも踊るし、音楽もできるし、と一通り遊びなれている高校生たちが出てくるのですが、単調な流れ。 でも、17歳という時代を描いている、という意味ではリアルなのかもしれないですね。 カタカナがたくさん出てきていることがちょっと辛かったです。 江國香織さんの小説を読んでいても時々感じるんですが、たとえば、紅茶の名前や画家の名前だとか分野が分かるものは良いのですが、全く何なのか見当がつかなかったり。 *パーコレーター(コーヒー沸かし器)、バド(多分お酒?)などなど。 辞書片手です。 一番難しかったのは“スタンダードなレパートリーをさらったあと、キャンディなオリジナルをヘッドアレンジで作る”。 音楽用語????? この時代のひとならば、全部理解できちゃうのか、聞いてみたいところです。

Posted by ブクログ

2009/11/14

 世の中、確かにあんまりじゃない?と思う作品もある。でもやっぱり世の中に流布するもんは、それなりにどっかいいところがあるもんだ。  が、久々にきたよ。どうにもならない愚作。こーいうのを、自慰小説っていうんだよ。最低。いい所が、全くない。  日本語の勉強しなおしてこい!って。198...

 世の中、確かにあんまりじゃない?と思う作品もある。でもやっぱり世の中に流布するもんは、それなりにどっかいいところがあるもんだ。  が、久々にきたよ。どうにもならない愚作。こーいうのを、自慰小説っていうんだよ。最低。いい所が、全くない。  日本語の勉強しなおしてこい!って。1984年の文藝賞だそうだけど、あの頃ってロクでもない世の中だったんだなぁって改めて思った。

Posted by ブクログ

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