商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1990/01/11 |
JAN | 9784061965201 |
- 書籍
- 文庫
宮本武蔵(七)
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宮本武蔵(七)
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あらぬ方あらぬ方へと…
あらぬ方あらぬ方へと行くのは世の常か、なんと大それた陰謀が潜んでいようとは露知らず。それらに関わっている者は、この物語の前半部分に登場した者数名。物語の進行は、武蔵を中心にして、新たに登場した者との相互関係を上手く繋げてある。
文庫OFF
朱実にも逃げられてしまった又八は、将軍秀忠の暗殺をくわだてる奈良井の大蔵の計画の片棒をかつぐことになりますが、沢庵に捕まって自身の未熟さを思い知ります。 一方武蔵は、伊織とともに祭の見物をしているところをお甲に見つかり、彼女が宍戸梅軒に武蔵の居所を告げたために、またしても命をね...
朱実にも逃げられてしまった又八は、将軍秀忠の暗殺をくわだてる奈良井の大蔵の計画の片棒をかつぐことになりますが、沢庵に捕まって自身の未熟さを思い知ります。 一方武蔵は、伊織とともに祭の見物をしているところをお甲に見つかり、彼女が宍戸梅軒に武蔵の居所を告げたために、またしても命をねらわれることになります。しかし、木曽で武蔵と決闘をおこなった杖術家の夢想権之助が駆けつけ、武蔵に加勢したことで、襲撃をしりぞけます。 そんな武蔵に、将軍家の御指南役という役職があたえられるという話がもたらされます。しかし、その話を聞きつけたお杉が武蔵の悪評を喧伝したため、けっきょく仕官の道は閉ざされ、武蔵は伊織を権之助にあずけて一人で修行の旅に出ます。 お通と伊織の意外な関係も明らかになり、脇役たちのストーリー中での処遇も徐々に固まってきて、いよいよクライマックスへ向かいつつあるという印象です。
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宮本武蔵(1~8) 著:吉川英治 物語は天下分け目の大合戦「関ケ原の戦い」から始まる。 悪鬼である新免武蔵とその幼馴染本位伝又八はその負け戦から必死に這い上がろうとする。 天下無双を目指し、共に歩を歩む二人、そして違えてそしてまた交差して、武蔵を中心とした大きなうねりが記さ...
宮本武蔵(1~8) 著:吉川英治 物語は天下分け目の大合戦「関ケ原の戦い」から始まる。 悪鬼である新免武蔵とその幼馴染本位伝又八はその負け戦から必死に這い上がろうとする。 天下無双を目指し、共に歩を歩む二人、そして違えてそしてまた交差して、武蔵を中心とした大きなうねりが記されている。 本格的に初めて読んだ時代小説。読みにくさは感じず、血沸き肉躍る感覚がストレート伝わる表現力の高さに冒頭は圧倒された。戦いの描写のみならず、心の内面と成長を描く英雄者という括りには収まらず、当時の日本国の暮らしぶりや文化や息遣いまで触れることが出来る。 多くの著名人が愛読書として挙げる本書。ある人曰く「5回読んで初めて分かり始める。」 深い言葉ではあるものの読んだ今ならその意味はわかる。 5回連続読むものではなく、人生の局面で教えを乞うような触れ方が良いのかもしれない。 大和魂の塊のような武蔵の生き様に誰しもが惹かれ、憧れ、真似していくのは時代が変わっても残り続けるのかもしれない。
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