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バセット英雄伝 エルヴァーズ(1) 天空の神火 富士見ファンタジア文庫
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バセット英雄伝 エルヴァーズ(1) 天空の神火 富士見ファンタジア文庫

ひかわ玲子【著】

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バセット英雄伝 エルヴァーズ(1) 天空の神火 富士見ファンタジア文庫

502

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房/
発売年月日 1989/04/20
JAN 9784829123140

バセット英雄伝 エルヴァーズ(1)

¥502

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2008/01/26

ひかわ玲子さんのデビュー作といえる作品(正確じゃないですが)。わたしがひかわ玲子を好きなのは、くりかえしくりかえし語られている少年の成長物語の部分にあります。この作品に出てくる主人公のセイトにとって、敵将であるイアリー・エスベルトは可能性として「大人になった自分自身」です。その関...

ひかわ玲子さんのデビュー作といえる作品(正確じゃないですが)。わたしがひかわ玲子を好きなのは、くりかえしくりかえし語られている少年の成長物語の部分にあります。この作品に出てくる主人公のセイトにとって、敵将であるイアリー・エスベルトは可能性として「大人になった自分自身」です。その関係性は「三剣物語」のセネリオとウルディーン、「クリセニアン」のフェランとシャリザーンという対比の中で連綿と続いていくものです。それは「九大陸物語」で解消されて、たぶん作家の中で完了したテーマになったのだろうな、と考えています。「エルヴァーズ」のイアリー・エスベルトはものすごく好きです。彼の抱える矛盾と後悔、破滅への憧れは陶酔を超えて共感してしまう。いま思い出しても心震える感じです。

Posted by ブクログ

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