商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 1989/05/25 |
JAN | 9784041422298 |
- 書籍
- 文庫
広島に原爆を落とす日(上)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
広島に原爆を落とす日(上)
¥374
在庫なし
商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
つかこうへい氏をお気…
つかこうへい氏をお気楽な戯曲作家かと思ってました。しかし、この作品をよんで、つか氏のすごさを知りました。在日というテーマを初めて用いた作品、今まで抑圧していたものが一気に噴出してきたかのような主人公の思い。この人生、この作品に会えて、本当によかったです。
文庫OFF
1941(昭和16)年10月20日―太平洋戦争開戦の2か月ほど前。ドイツ北部に位置するブレーメルハーフエンの浜辺に、大日本帝国海軍潜水艦イ―27号がひそかに近づいていた。海軍選りぬきの精鋭20人によって、艦は「日本の存亡にかかわる重大機密」を運んできていた。同日午前6時。出迎えた...
1941(昭和16)年10月20日―太平洋戦争開戦の2か月ほど前。ドイツ北部に位置するブレーメルハーフエンの浜辺に、大日本帝国海軍潜水艦イ―27号がひそかに近づいていた。海軍選りぬきの精鋭20人によって、艦は「日本の存亡にかかわる重大機密」を運んできていた。同日午前6時。出迎えたナチス親衛隊の前に、漆黒の髪と瞳をもった将校服姿の女性が降り立った。海軍大佐・髪百合子であった。第二次世界大戦の日本と世界に、壮大なフィクションを重ね、愛と祖国、そして生の意味を問う。つかこうへい、渾身の長編。待望の文庫化。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第二次世界大戦の勃発から、広島に原爆が落とされるまでを、 在日朝鮮人の視点から、壮大なフィクションとして世界史・昭和史を大胆に破天荒に書き換えた。 犬子恨一郎 (いぬこはんいちろう)海軍少佐 朝鮮から日本に強制的に連れてこられ、改名させられる。 先祖代々からの名前を棄てるなど、犬の子にも劣る…。この屈辱感、この恨み、忘れてはならない、という名前。 「いつか公平」を願い 「つかこうへい」と名乗った筆者による、祈りを込めた大作。 (ペンネームの由来について真偽は不明)
Posted by