1,800円以上の注文で送料無料

天皇の昭和
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

天皇の昭和

三浦朱門【著】

追加する に追加する

天皇の昭和

1,922

獲得ポイント17P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社/
発売年月日 1989/12/13
JAN 9784594005153

天皇の昭和

¥1,922

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2015/01/03

常々、大正から昭和にかけて、もっと勉強したいと思っていたが、この本を読んでだいぶ勉強になった。 この時代は、暗い世相が覆い、陸軍が暴走した時代だ。 原敬、高橋是清、浜口雄幸、犬養毅、斉藤実、岡田啓介、鈴木貫太郎、皆、首相経験者だが、 5人が暗殺され、2人が暗殺されかかった。 ...

常々、大正から昭和にかけて、もっと勉強したいと思っていたが、この本を読んでだいぶ勉強になった。 この時代は、暗い世相が覆い、陸軍が暴走した時代だ。 原敬、高橋是清、浜口雄幸、犬養毅、斉藤実、岡田啓介、鈴木貫太郎、皆、首相経験者だが、 5人が暗殺され、2人が暗殺されかかった。 蔵相の井上準之助、三井の団琢磨も暗殺された。 まことに暗い世相である。 陸軍の暴走、夜郎自大も甚だしい。 陸軍は、昭和天皇のお考えを忖度せず、政府をないがしろにし、戦争を続けた。 海軍軍縮のとき、統帥権干犯を云い募り、政府を批判した日本陸軍だが、 統帥権を踏みにじったのは、むしろ陸軍だった。 国体護持を云い、国体を危うくさせたのは日本陸軍である。 まことに皮肉である。 著者は、軍部、なかんずく、陸軍を摘出するために、先の大戦は通らざるを得なかった道、という意味のことを書いているが、 この時代を勉強すると、なるほどそうだったかもしれないと、わたしも思う。 戦前から戦中、戦後と艱難辛苦を極めた時代を経て、今がある。 顧みるに、 軍部の暴走を許した戦前を反省するあまり、 今の日本は、国を守り、国民の生命財産を守ることに、躊躇がありやしないかと危惧を抱く。 今年は戦後70年である。 とこしえの安寧の日本を次代に引き継ぐ責任を感じる。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品