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炎の剣士(1) 眠れる龍 現代教養文庫A&Fシリーズ
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炎の剣士(1) 眠れる龍 現代教養文庫A&Fシリーズ

ジョエルローゼンバーグ【著】, 浅羽莢子【訳】

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炎の剣士(1) 眠れる龍 現代教養文庫A&Fシリーズ

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会思想社/
発売年月日 1989/01/30
JAN 9784390112833

炎の剣士(1)

¥792

商品レビュー

4.5

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2020/03/06

アメリカの異世界転生もの。 TRPGに耽る大学生がゲームマスターの教授の策により自分たちがPCとしてゲームの世界に転生させられてしまう。 異世界との常識のずれや、パーティの意思統一/人間関係に苦しみ、かなり重苦しい体験を経て、現世に戻るべく奮闘する話。 このシリーズ、なんと198...

アメリカの異世界転生もの。 TRPGに耽る大学生がゲームマスターの教授の策により自分たちがPCとしてゲームの世界に転生させられてしまう。 異世界との常識のずれや、パーティの意思統一/人間関係に苦しみ、かなり重苦しい体験を経て、現世に戻るべく奮闘する話。 このシリーズ、なんと1983に開始、2003に第10巻で完結した長寿作、昔から異世界転生はあった証拠になる。 英語版wikiはこちら https://en.m.wikipedia.org/wiki/Guardians_of_the_Flame 最も日本では1巻しか翻訳されていないが。 以下ネタバレ 1巻を読んだ限りだが、この作品のテーマは異なる価値観のすり合わせにある。 主人公一行はいつもプレイしていて慣れ親しんだ「はず」のゲーム世界にPCとして転生するわけだが、その世界は封建主義と奴隷制が常識である世界で、現代人の感覚とはかけ離れたものであった。主人公のカールは都市の下水処理として働かされているドラゴンに同情し、ドラゴンを逃すのだが、都市の法律から言えばカールの行動こそが犯罪であり賞金を掛けられる。続刊において、カールはこの世界の奴隷制を覆すため長く苦しい戦いを経ることになるらしい。  また、プレイヤーとPCの価値観の差異もある。主人公のカールはバラクという名の戦士キャラに転生するが、往々にしてバラクの戦士の考え方に悩まされる。例えばトラブルが発生した際、現代の学生たるカールは回避/話し合いなどの選択肢を考えるが、戦士であるバラクは斬り殺す以外の選択肢がなく、カールはバラクの本能に悩まされる。 盗賊キャラに転生した仲間は盗賊キャラの本能に従い盗みを働くが、最後に自分が現代の学生であることに気付いてしまい、盗みに失敗して殺される。 異世界転生してもオレtueeeできるわけでなく、異世界のルールに縛られつつそれを変えようともがく作品と言えよう。 なお、この作品の特筆すべき登場人物に筋ジストロフィーの学生がいる。彼は現世では障害者としての物理的、精神的不自由に苦しむが、ゲームの中では、一切の肉体的不自由から解放される。だからゲームが現実となる異世界転生は彼にとっては得難いチャンスだが、リーダーとして一行を現世に帰すことを最優先事項として一行をまとめ上げる。 一行が現世に帰るにあたり、俺ツエエエ出来そうなメンバーはこの世界に残りたがり、そうでないメンバーは帰りたい。ここも価値観の相克が表れるが、そこをどう乗り越えていくかも見所である。

Posted by ブクログ

2011/01/28

TRPGプレイヤーがTRPGの世界に入っていくという話。ただし日本のラノベとかとは違いとても世界観がシリアス。重い話が苦手な人にはお勧めできないが、それを乗り越えられれば刺激的で興味深い読書体験ができるはず。続刊が翻訳されなかったのがとても残念なシリーズ。

Posted by ブクログ

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