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夏目漱石全集(10) ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:小品 京に着ける夕 ほか.評論 作物の批評 ほか.初期の文章 倫敦消息 ほか |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1988/07/01 |
JAN | 9784480021700 |
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夏目漱石全集(10)
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夏目漱石全集(10)
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
心理分析の対象ともな…
心理分析の対象ともなった、夢十夜が収録された小品集。
文庫OFF
読みたかったのは「夢十夜」だが、元来漱石作品はちくま文庫の全集で読むことにしているので、本作を読了。「夢十夜」はやはり傑作で、とくに「第一夜」は下手な官能小説よりも、壇蜜よりも(笑)よっぽどなまめかしく女性が描かれている。こういう描写を読むにつけ、やはり漱石は天才なのだと思う。こ...
読みたかったのは「夢十夜」だが、元来漱石作品はちくま文庫の全集で読むことにしているので、本作を読了。「夢十夜」はやはり傑作で、とくに「第一夜」は下手な官能小説よりも、壇蜜よりも(笑)よっぽどなまめかしく女性が描かれている。こういう描写を読むにつけ、やはり漱石は天才なのだと思う。この作品だけでも5つ★をつける価値があるが、しかしいっぽうで評論には難しい部分も多く、読み終えるまでにだいぶ時間がかかってしまった。(よくわからない場合、本来なら評価なしとするところであるが、理解できた部分は総じて5つ★の価値はあるし、だいいちあの漱石を読んでおいて評価しないというのは、かえっておこがましい感じがするので今回は例外とした。)そのほか、有名どころでは「硝子戸の中」も入っていて、実孫であるマンガ評論家・房之介氏がいちばん好きな作品と公言しているとおり、さすがに面白い作品だった。もっとも、これは私が夢野久作の「いなか、の、じけん」も好きなので、漱石云云というよりはたんにこういうタイプが好きなだけかもしれないが。また、いままで知らなかったのだが、「倫敦消息」「自転車日記」という作品も収録されており、こちらもたいへん良かった。初期の作品だが、この頃からやはり才能があったのだと感じさせる。なお、角川文庫版の解説では、この頃の作品はまだ文章が完成していない云云との記述があるが、個人的には後年の変にこねくりまわしたような文章よりは、もっとシンプルに書きつつも諧謔性もしっかりと取り入れている、この頃の文章のほうが好みである。
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すごい!随筆、講演が全部入ってる!? 「私の個人主義」「硝子戸の中」は別に持ってるのに。。。 1冊にこれって、お得すぎる。
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