商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 偕成社/ |
発売年月日 | 1987/12/01 |
JAN | 9784039633804 |
- 書籍
- 児童書
よだかの星
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よだかの星
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商品レビュー
4.3
48件のお客様レビュー
よだかがかわいそう。 見た目のせいで、誰からも相手にされないどころか、蔑まれ、踏み躙られて。やさしいよだかは、苦しんだ分だけ、美しい星になった。
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よだかって夜だかなんや よだかの意味 淫売婦。 夜出て餌をさがし歩く鷹の意で、⑴夜遅くまで売歩く蕎麦屋-夜なきそば。 ⑵街に客を求める淫売婦のこと。 売春婦。 蜂雀とカワセミとよだかが兄弟??? 星になりたいと思ったよだか 今もまだ燃えているよだか 食物連鎖に気づいてそれ...
よだかって夜だかなんや よだかの意味 淫売婦。 夜出て餌をさがし歩く鷹の意で、⑴夜遅くまで売歩く蕎麦屋-夜なきそば。 ⑵街に客を求める淫売婦のこと。 売春婦。 蜂雀とカワセミとよだかが兄弟??? 星になりたいと思ったよだか 今もまだ燃えているよだか 食物連鎖に気づいてそれが憎くてやるせなくて
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お盆休み。 再び忙しい日々を迎える前に平穏な物語を求めて辿り着いた本作です。 主人公のよだかは他の鳥と比べるてと醜く、能力も低い鳥です。そのために周りからは嫌われていました。ただ唯一、鷹に似た特徴を持っており、鷹の名前を借りた名がついています。それで周りの鳥もその点でよだかに一...
お盆休み。 再び忙しい日々を迎える前に平穏な物語を求めて辿り着いた本作です。 主人公のよだかは他の鳥と比べるてと醜く、能力も低い鳥です。そのために周りからは嫌われていました。ただ唯一、鷹に似た特徴を持っており、鷹の名前を借りた名がついています。それで周りの鳥もその点でよだかに一目置いていました。しかしこの唯一の彼の強みも鷹から煙たがられてしまいます。終いには鷹からは「名を変えるか死ぬか」というような選択を迫られます。自然界で通った名を変えるなど無理なはなしであり、彼は途方に暮れます。 落ち込んで彷徨っている最中、彼は自分がたくさんの虫を殺しながら生きていたことを悟ります。周りからとことん嫌われた上、遂に自分自身にも嫌気がさしてしまったよだかは弟に別れを告げた後、天に助けを求めます。「私を星にしてほしい。」と天に頼んだのです。しかしその頼みも虚しく断られてしまいました。最後の望みを断たれたよだかは吹っ切れたように全ての力を振り絞って天に向かって飛びます。そして力を使い尽くしたよだかは、死んでしまいます。しかし彼は天に青白く燃える「よだかの星」となったのでした。その星は今も燃え続けています。 よだかの死はいじめを苦に死んでしまう子供に似ていると私は思いました。周りから除け者にされ、外部と内部からの最後の一撃のようなものを受けたのちに命を経ってしまう。彼には弟という家族がいたのにも関わらず、それは彼の死を止めるきっかけにはなりませんでた。家族である弟の存在はよだかの"居場所"とも"拠り所"とも言い換えることができそうですが、それは外部からの見方であって彼にとってはそうでなかったのかもしれませんし、そういう見方が当たっていたとしてもそれはよだかが死に向かう方向を変えられなかったようです。 広大な自然のどこかによだかの居場所はなかったのか。誰かがそれをつくってあげられなかったのか。私はそう思いますし、死んだよだかの"よだかの星"を私は美しい星として眺めることはできません。
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