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祭と儀礼の宗教学
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祭と儀礼の宗教学

柳川啓一【著】

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祭と儀礼の宗教学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1987/02/25
JAN 9784480841704

祭と儀礼の宗教学

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2013/05/22

「してみれば、フェティシズムとシャーマニズムよりなる人文および社会科学の分野は、いたるところ宗教学の研究目標となりうるのではないか」 ー 11ページ 宗教団体(法人)以外を宗教的現象、宗教的集団として規定しようとすると、それを識別するための要素は何になるのかという関心が生ま...

「してみれば、フェティシズムとシャーマニズムよりなる人文および社会科学の分野は、いたるところ宗教学の研究目標となりうるのではないか」 ー 11ページ 宗教団体(法人)以外を宗教的現象、宗教的集団として規定しようとすると、それを識別するための要素は何になるのかという関心が生まれる。 それはおそらく宗教団体の持ちうる要素をプロトタイプにするわけなのだが、肝心の宗教団体が現在行なっていることがあまりにも多様であるし、持っている性質自体も多様であるため、なんなら社会に存在しているものの大体に宗教的な要素が見いだせるのではないかと一瞬思ってしまうほど。 実際に何かを研究しようとするときは、それがどんだけ宗教に似ているかというところに論点をもっていくことにあんまり意義は見いだせないきもするが、一方で、社会的に「宗教的である」と見なされることは日本においては不利益であることがほとんどなので、当事者はそれを回避するための仕組みを用意するか、あるいはうまい説明を考えておく必要がある。 そういう意味で、「宗教からの逃避」として組織や個人の実践がどう展開していくのかという視点で物事を観察するのは結構おもしろいなと思う。

Posted by ブクログ

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