商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 恒星社厚生閣/ |
発売年月日 | 1987/09/15 |
JAN | 9784769905981 |
- 書籍
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官僚制
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官僚制
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権力とは自己の意思を他人の行動に対して押しつける可能性(黙って言うこと聞け)。支配される側が支配を「正当」だと考えることで支配が成立する。自分が相手を支配することを相手も受け入れている状態。支配が正しいかではなく、支配される側がその支配を正当だと考えるか(cf. ヴェーバー客観性...
権力とは自己の意思を他人の行動に対して押しつける可能性(黙って言うこと聞け)。支配される側が支配を「正当」だと考えることで支配が成立する。自分が相手を支配することを相手も受け入れている状態。支配が正しいかではなく、支配される側がその支配を正当だと考えるか(cf. ヴェーバー客観性)。▼支配される側が支配を受けるという行為に与える意味によって色んな種類ある。相手が自分を昔からの伝統だと認めている場合。相手が自分を呪術的・超人的な資質を持っていると認めている場合。そして、支配される側が合法だと認めている場合。▼合理的に支配する方法。権限は明確に限定する。職務上の序列を作る。職務と私生活は別にする。文書で事務処理する。フルタイムで働いてもらう。規則を習得してもらう。組織はとても強くて壊れない。人は精密機械のように働く。秘密主義。マックス・ヴェーバーWeber『支配の社会学』1922 工場の作業の過程から徹底的に無駄をはぶき、効率的に編成しよう。科学的に管理しよう。F・テイラーTaylor 米イリノイ州の家電機器の工場。自分たちは実験に参加して、見られているという意識が作業効率を上昇させる。物理的な条件よりも、社会的・心理的な条件が大切。E・メイヨ―Mayo, ホーソン実験1932 ゴールドナー1954 権力。さもなければBがしなかったような事を、Bにさせる度合いが強ければ強いほどAはBに対して権力をもつと言える。ダール1957 官僚的な人の特徴。形式・儀礼を重視。規則だからやっているだけ。規則や礼儀作法がこまごまとしていて煩わしい。細かい手続きミスにうるさい。 無用の虚礼。繁文縟礼(はんぶんじょくれい)。手段が目的になっている。「これまでそうしてきたから」。なんのための仕事か自覚がない。前例がないからダメ。現行法に反するからダメ。組織が硬直。業務を効率的に行うのを阻害する。▼合理的であることを目指していたのに、非合理的な結果になってしまう。逆機能。R・マートンMerton、1957 効率的。無駄を省く。時間を節約。分業を徹底。メニューを限定。▼予測しやすい。マニュアル。誰でも作れる簡単な調理。熟練の料理人に依存しない。▼社会が合理化=マクドナルド化している。チェーン店(スタバ、タリーズ)。コンビニ(全国どこでも同じ商品)。G・リッツァRitzer『マクドナルド化する社会』1993 ※スローフード運動。かたつむり。イタリア、トリノ。昔ながらの喫茶店。 官僚制は公私の領域を明確に分けることで、私的な利害によって公共性が害されるのを防いでいる。また、私生活の自由を公的な圧制から守っている。Du Gay, 1996
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組織を考える上での古典。でも、この本の段階(1987年)ですでに官僚化が組織を硬直化を呼ぶなどを指摘していて面白い。そのメリット・デメリットを分析する土台となった書籍なのであろう
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目次 一 官僚制の特徴 二 官吏の地位 三 官僚制化の諸前提と諸根拠 1貨幣経済的および財政的な前提と根拠 2行政事務の量的発達 3行政事務の質的発達 4官僚制的組織の技術的利点 5行政手段の集中化 6社会的差別の平均化 四 官僚制機構の永続的性格 五 官僚制化の経...
目次 一 官僚制の特徴 二 官吏の地位 三 官僚制化の諸前提と諸根拠 1貨幣経済的および財政的な前提と根拠 2行政事務の量的発達 3行政事務の質的発達 4官僚制的組織の技術的利点 5行政手段の集中化 6社会的差別の平均化 四 官僚制機構の永続的性格 五 官僚制化の経済的および社会的結果 六 官僚制化の権力的地位 七 官僚制化の発展段階 八 訓育と教育との「合理化」
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