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時のアラベスク
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時のアラベスク

服部まゆみ【著】

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時のアラベスク

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1987/05/12
JAN 9784048724647

時のアラベスク

¥1,320

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2012/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第7回横溝正史ミステリ大賞受賞。 ひとことでまとめると「盗作作家の末路」。主人公の亮くんは、よくこんな癇癪持ちの慶と友達やってきてたよなぁ。謎は手紙によって解決されるし、全然ミステリーじゃないんだけど。アンニュイな雰囲気がステキ。日の差さないボロアパートの一室でさえ美しい。そんな部屋はGが出るだろ、とか思っちゃうんだけど。 文章も読みやすく、ついつい先を読み進んじゃう。 睦月、如月・・と旧暦で章が分かれるんだけど、師走じゃなくて極月という言い方があるんだって初めて知った。

Posted by ブクログ

2012/03/22

初々しい感じがする。平坦な感じもする。 抑揚があまりなくて、淡々と静かな夜みたいな印象を受けた。『魔物たちの夜』みたいなかんじ。 憂鬱な物語。今まで読んだ服部まゆみの作品とは、少し違うなと思ったけれど、最後に向かっていく毎に救われなさが色濃くなるのはデビューの頃からなのかと思った...

初々しい感じがする。平坦な感じもする。 抑揚があまりなくて、淡々と静かな夜みたいな印象を受けた。『魔物たちの夜』みたいなかんじ。 憂鬱な物語。今まで読んだ服部まゆみの作品とは、少し違うなと思ったけれど、最後に向かっていく毎に救われなさが色濃くなるのはデビューの頃からなのかと思った。 最後の一行が重かった。その一行で泣いた。 虚しくて、重苦しくて、でも好きだなぁと思う。 愛情の擦れ違いみたいな、目の前にいて手も繋げなくてそのままさようならというような悲しさとか恋しさが、彼方此方で起こっていて、でもそれを隠していくんだなと考えると、読んでいる此方も悲しくなってくる。 それで、最後の一行があれだから、泣いてしまった。

Posted by ブクログ

2010/08/18

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6294632.html) 横溝正史賞(1987/7回)

Posted by ブクログ

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