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保守思想のための39章 ちくま新書
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保守思想のための39章 ちくま新書

西部邁(著者)

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保守思想のための39章 ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2002/09/20
JAN 9784480059666

保守思想のための39章

¥792

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2023/01/27

「保守思想のための39章」西部邁著、ちくま新書、2002.09.20 238p ¥756 C0231 (2023.01.26読了)(2007.11.01購入) 【目次】 1章 地球の危機―帝国主義が蔓延する 2章 情報の空虚―ITが空回りする 3章 「戦後」の完成―アプレゲール...

「保守思想のための39章」西部邁著、ちくま新書、2002.09.20 238p ¥756 C0231 (2023.01.26読了)(2007.11.01購入) 【目次】 1章 地球の危機―帝国主義が蔓延する 2章 情報の空虚―ITが空回りする 3章 「戦後」の完成―アプレゲールの末路 4章 感情の優位―合理の前提はどこにあるのか 5章 葛藤の遍在―感性は錯綜している 6章 平衡の必要―健全な精神は精神の曲芸を要求する 7章 幻覚の不可避―精神のはたらきはすべて仮想である 8章 持続の意義―リアリティの根拠を求めて 9章 成熟の希求―常識という「死者の書」 10章 愛着の必然―手段へのこだわりが生をゆたかにする 11章 伝統の由来 12章 「自分」の成り立ち 13章 無政府の秩序 14章 家族の神聖 15章 祖国の愉悦 16章 死生の重量 17章 虚無の深淵 18章 道徳の微妙 19章 知恵の探求 20章 議論の不可欠 21章 寛容の限界 22章 進歩の逆説 23章 漸進の知恵 24章 実験の狂気 25章 権利の暴走 26章 輿論の変質 27章 議会の不倒 28章 自治の危うさ 29章 法律の濫用 30章 信頼の危機 31章 市場の蹉跌 32章 公共性の時代 33章 組織への愛憎 34章 官民の協調 35章 大衆人の病理 36章 大衆の反逆 (1)大衆の定義 (2)大衆人の無残 37章 象徴の帝国 38章 儀式の体系 39章 有事の発生 人名一覧 ☆関連図書(既読) 「国家と歴史」西部邁著、秀明出版会、1998.04.10 「ナショナリズムの仁・義」西部邁著、PHP研究所、2000.12.25 「エコノミストの犯罪」西部邁著、PHP研究所、2002.04.30 「愛国心」田原総一朗・西部邁・姜尚中著、講談社、2003.06.25 「アホ腰抜けビョーキの親米保守」小林よしのり・西部邁著、飛鳥新社、2003.07.05 「核武装論」西部邁著、講談社現代新書、2007.03.20 「小沢一郎は背広を着たゴロツキである。」西部邁著、飛鳥新社、2010.07.29 (「BOOK」データベースより)amazon バブル崩壊と冷戦の終焉から十年すぎた。しかし今なお、経済の立て直しから有事への対処などに至るまで、依然として議論だけが続いている。しかも、その空疎な対立と不毛な論争の蔭で、学級崩壊、官民を問わない不正行為の続出、各種犯罪の増加など、日常の社会そのものは緩慢な自死の過程をたどりつつある。そして、資本主義の挫折と帝国主義の再来、それが世界の大状況となっている。この危機に、私たちはどう臨めばよいのだろうか。単なる郷愁やかたくなな復古ではなく、美徳と良識にもとづいて公共空間を再建するため保守思想の真髄をさぐる。

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2018/01/25

先生。所有している御本半分以上未読です。 先に逝かれるとは思いませんでしたよ。 著者の方って死んでしまった気持ちになりません。 まだ何処かで存命されているような気持ちになります。 渡邉昇一氏に続いて今年度は重たい年です。

Posted by ブクログ

2014/03/01

著者の考える保守主義について、原理的な考察をおこなった本です。 著者によれば、保守主義はただ伝統を形式的に墨守するだけの立場とは異なります。保守主義とは、伝統や慣習のうちに、現在の生の活動にとって重要な平衡の基準を見いだそうとする立場でなければなりません。 人間は、現在の状況...

著者の考える保守主義について、原理的な考察をおこなった本です。 著者によれば、保守主義はただ伝統を形式的に墨守するだけの立場とは異なります。保守主義とは、伝統や慣習のうちに、現在の生の活動にとって重要な平衡の基準を見いだそうとする立場でなければなりません。 人間は、現在の状況の中で自由に決断することを迫られています。保守主義は実存主義とともにこのことを認め、しかしそうした決断に際して私たちを支えてくれる良心を伝統の知恵の中に見ようとする点で、単なる決断主義的な実存思想とは区別されることになります。 また、保守主義は正統と異端のせめぎ合いが存在することを認めます。しかも、自分自身が伝統の正統な継承者であるかどうかということに関して、健全な懐疑を忘れることもありません。この点で保守主義は、正当と異端の区別そのものを廃棄し、いっさいの伝統から離れてしまおうとする急進主義とは区別されますが、同時につねに自分自身を疑ってみる謙虚さとユーモアの精神を忘れることはないとされます。 さらに著者は、チェスタトンの「死者の民主主義」という言葉を紹介して、伝統の知恵に基づきながら現在の状況に適切に対応する姿勢が、保守主義のあるべき姿だと述べています。 保守の思想の精髄を哲学的に掘り下げており、単なる状況論を超えた保守主義の魅力が語られています。

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