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外資と生きる IBMとの半世紀 私の履歴書 日経ビジネス人文庫
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外資と生きる IBMとの半世紀 私の履歴書 日経ビジネス人文庫

椎名武雄(著者)

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外資と生きる IBMとの半世紀 私の履歴書 日経ビジネス人文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞社/
発売年月日 2001/10/01
JAN 9784532190866

外資と生きる

¥607

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2018/11/23

2018年11月23日読了。日本IBMを1975~1993年の間社長として率いた氏が日経新聞に連載した「私の履歴書」の文庫化。自分が入社したときの社長は後任の北城氏でありこの人のことは直接は知らなかったが、そもそも外資が「黒船」として敬遠・敵対される中で、例外を認めない米本社に主...

2018年11月23日読了。日本IBMを1975~1993年の間社長として率いた氏が日経新聞に連載した「私の履歴書」の文庫化。自分が入社したときの社長は後任の北城氏でありこの人のことは直接は知らなかったが、そもそも外資が「黒船」として敬遠・敵対される中で、例外を認めない米本社に主張・力をつけつつある日本勢と競争・国内産業の保護をはかる経産省と交渉し、「何のために自分は働いているのか」ということを自問しつつ職務をまっとうしようとする姿はなかなかグッとくるものがある。何事も、先人の苦労のもとに今の自分の地場があるということは忘れちゃいかんな。

Posted by ブクログ

2016/07/07

IBMって輸入したPCを売ってたわけではなく、戦後からSONYとか松下と並んでモノづくりをしていたそうですよ。しかも、国が国産メーカーを育てるためにIBMの販売や生産を阻んだりして、その中でなんとか生き延びてきているのだなと(というか、こんなにも成長してきたのだなと)、驚きの内容...

IBMって輸入したPCを売ってたわけではなく、戦後からSONYとか松下と並んでモノづくりをしていたそうですよ。しかも、国が国産メーカーを育てるためにIBMの販売や生産を阻んだりして、その中でなんとか生き延びてきているのだなと(というか、こんなにも成長してきたのだなと)、驚きの内容でした。 以下、メモ ーーーー ・Sell IBM in Japan, Sell Japan in IBM 1960年代 ・通産省、保護策、富士通、日立製作所、提携による新型コンピューター、IBM互換機 ・国益とは日本のお客様の利益を最優先させること 1980年代 ・TQC導入:全社的品質管理 ・日本化路線  (世界統一価格を値引き) ・IBMは世界各国で同じ製品を作って品質を競う ・日本は多品種少量生産、米国の1/10の規模でコストをほぼ同じにした ・日経新聞/朝日新聞の編集システム 「IBM/PC」はじめてのパソコン 1990年代 ・DOS/V 低価格パソコン、日本語使える、NEC独走を止める ・茶碗職人から、お茶の師匠になろう。茶碗を売るのではなく、使い方を教えるコンサルティング、受講料をもらう ・本社業績悪化、追って日本も悪化 ・北城氏にバトンタッチ:しっかりした己を持つ、私心を持たない、常に新しいものに挑戦する 引退後: 経団連、経済同友会、東京商工会議所 日本について: 1995年 各種規制による高コスト構造 非規制業種=世界的に競争力がある 規制業種(金融?保険?電力?)=競争力を失う ITについて: ・インターネットが激震の震源 ・ITは経営改革の道具にすぎない。重要なのは会社をどう変えるかという目標と、その目標を達成しようとする熱い思い ・IT革命の本質はガラガラポン。あらゆる分野にすさまじい影響があるのは確実だが、未来は予測不能だし、手本もない。

Posted by ブクログ

2010/11/28

IT業界で生きていこうとする者として、やっぱり歴史を知らなきゃ、と考えて手にした本です。 日本IBMの歴史を知ることで、日本のコンピュータ史を辿れるだろう、という私の目論見は間違っていませんでした。 ですが、それよりも何よりも、椎名自身のビジネス史が面白いんです。 日...

IT業界で生きていこうとする者として、やっぱり歴史を知らなきゃ、と考えて手にした本です。 日本IBMの歴史を知ることで、日本のコンピュータ史を辿れるだろう、という私の目論見は間違っていませんでした。 ですが、それよりも何よりも、椎名自身のビジネス史が面白いんです。 日本国内からは外資=外様として事あるごとに虐げられ、アメリカのIBM本社からは日本の商習慣に理解を得られず、その葛藤の中で歯を食いしばる椎名の姿は感動的です。 これを読んでモチベーションの上がらないサラリーマンはいないでしょう。 ただ1つ批判を恐れずに椎名に注文をつけるとしたら、離婚しているんですね、仕事のやりすぎで。 家族を犠牲に会社の成功をとった、ということでしょうか。犠牲になった家族は悲しすぎます。 家庭と仕事は人生の両輪。 どっちが欠けても真に充実した人生とはならないのでは、と思うのですが、そんな考え方はアマチュアでしょうか? ともあれ現代史や、経営、日米の商習慣の違いなど、学ぶところの多い1冊です。 ※ちなみに椎名氏は再婚して幸せな家庭を築かれています。

Posted by ブクログ

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