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少女ポリアンナ 岩波少年文庫102
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  • 1205-02-22

少女ポリアンナ 岩波少年文庫102

エレナ・ホグマン・ポーター(著者), 谷口由美子(訳者)

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少女ポリアンナ 岩波少年文庫102

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/12/18
JAN 9784001141023

少女ポリアンナ

¥836

商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

幸せ探しをして苦しい…

幸せ探しをして苦しいことを乗り越えていく、そんなポリアンナの生き方に共感を覚えました。

文庫OFF

2025/06/07

あまり期待せず手に取ったら…あらまあ、面白いではありませんか(少女小説の翻訳調)。 ポリアンナといえば、遠い昔にハウス食品のアニメにあった、やたらポジティブな人だよなあ、とは思っていた。 昔の翻訳だと名前がパレアナだったりするし、変な名前だなあとだけ思った。 いざ読み始めると...

あまり期待せず手に取ったら…あらまあ、面白いではありませんか(少女小説の翻訳調)。 ポリアンナといえば、遠い昔にハウス食品のアニメにあった、やたらポジティブな人だよなあ、とは思っていた。 昔の翻訳だと名前がパレアナだったりするし、変な名前だなあとだけ思った。 いざ読み始めると、作中でも変な名前扱いだったので笑ってしまった。 ポリーとアンナの名前を足したものだそう。 この時代に流行り、日本で家庭小説、少女小説と呼ばれたジャンルの作品群とは共通点が多い。 あしながおじさん、赤毛のアン、小公女セーラのように、孤児の少女が新生活をはじめること、言語能力によって新しい環境でムーブメントを起こし、幸せになっていくこと。 (そういえば成績が優秀であることもこの共通点のひとつで、ポリアンナにも控えめながらそういう表現はあった。その割には慣用句を知らないし、そこが彼女の面白さでもあるけど) 他の作品群との差異としては、 主人公が割と低年齢(11歳)であること。 まだティーンエイジャーですらない。 斎藤美奈子の『挑発する少女小説』にもポリアンナは出番無し。 この作品群ではやや軽めの扱いなのだろう。 それも訳者あとがきにあるとおり、ポリアンナが素直すぎ、天然すぎ、いわゆる才気活発キャラではないから、だろうし、それは同時に低年齢だから(少なくとも主人公には)ロマンス色がないから、かもしれない。 ただ、理屈ぽくない、そこが読みやすさでもあると思えた。 一方で、ポリアンナといえばコレというイメージが強い、幸せ探しのゲームは思っていたよりは複雑だった。そこは大人になってからこの本を読めて良かったと思う。 他者との比較にもなりやすく、他人を見下す危険にも繋がり、そこも難しい塩梅だ。 そして、ポリアンナの強すぎるポジティブシンキングはただのヤバいひとにも見えなくもないが、そこには彼女の生い立ちや父親との思い出が大きく関わっており、なんだか思ったよりは重たいものでもあった。 でもまあ、本人はいたって能天気で、そこが読む人には救いでもある。 軽めの読み味に、ややミステリ要素もあり、なかなか上手な作品だなあと思いきや、後半には重めの事件が勃発。 ポジティブシンキングが及ばないほど事態が重くなったとき、彼女はどうするのか。 そこへ周囲から助けの手が散らばり、なんやかんやあって、事態は好転し、ポジティブシンキングを取り戻していく。 うーん、暗いまま終わって、ポジティブシンキングをどうするのか、というテーマを貫いても良かった気がするが、そこはまあ、小さい子も読むエンタメだし仕方ないかな。 英米ではポリアンナという単語には、お気楽な人という意味すらあるそうで。 とにかく、意外と個性があって面白かったな、という感想です。 それと矛盾するようだけど、ストーリーは軽めで読みやすい。 『物言う少女小説』、ほどではない少女小説という作品。 続編もあるらしい。 いつか読めるといいなあ。

Posted by ブクログ

2021/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつも心に愛のゲームを。 孤児のポリアンナは独身のおばさんに引き取られる。気難しいおばさんと暮らすポリアンナは、亡き父から教わった「ゲーム」を村に広め、周囲を変えて行くのであった。 小さい頃読んだけれど、正直に言って嫌いな話だった。どんな辛い状況でも喜ぶなんてできない、そんないい子の話なんて楽しくなかった。 しかし、大人になって再読すると「なんでもうれしがるゲーム」に対して印象が変わる。子どもの頃に感じたのは、いい子でいることを推奨する圧力への違和感や拒絶だった。この「ゲーム」は自分から参加するものだ。押し付けられた「ゲーム」では、真に幸せにはなれないだろう。 毎日を変えていくのは、自分の心がけ次第。ポリアンナは、自分らしく生きていこうとする少女なのだ。義務だけでなく、やりたいことをしたいと主張し、自分の見つけた問題を解決しようと、働きかけていく。ポリアンナは、魔法の力を持っているわけでも、自由になる大金を持っているわけでもない。だから、周囲を巻き込まざるをえない。その中でトラブルも起きる。でも、動かないと変わらない。だから、前向きになんでもうれしがる。とても今風の生き方だ。コロナ禍の今だからこそ、余計に心に響くのかもしれない。 しかも、そんなポリアンナですら、嬉しがれないことがある。もう二度と歩けないかもと知ってしまった時、ポリアンナはさすがに嬉しいと思えない。ゲームの発端となった松葉杖のエピソードが自分に降りかかってくる。うれしがるゲームには限界があった。ラストでポリアンナは再び歩けることの幸せを語る。一時期歩けなかったから、歩けることの喜びを感じる、と。ハッピーエンドのはずが、なんだかもやっとする。 他人と比べて、自分の方が○○できるから幸せだ、というのは危険な発想だ。ポリアンナのゲームには、この危険を孕んでいる。障がい者に対する気持ちの持ち方は、決して「かわいそう」ではない。当時は「かわいそう」「歩ける自分に感謝」でよかったのだろう。この本を読んで、今は考えないといけない。自分の境遇を「なんでもうれしがる」こと自体は悪くない。でも考える必要がある。今の時代に合った「ゲーム」のやり方を。

Posted by ブクログ