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UNIXという考え方 その設計思想と哲学
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UNIXという考え方 その設計思想と哲学

Mike Gancarz(著者), 芳尾桂(訳者)

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UNIXという考え方 その設計思想と哲学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 オーム社/
発売年月日 2001/02/23
JAN 9784274064067

UNIXという考え方

¥1,760

商品レビュー

4.2

78件のお客様レビュー

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2024/07/07

昔の名著を読んでみた。本書の原著は1996年発行(訳書である本書は2001年発行)なので、30年近くも前の本。さすがに古い本なので、何かに直接役立てようというより、読み物として歴史を感じられるような内容だった。 とはいえ、古い本にも関わらず、現在にも通じる内容が多い。「できるだ...

昔の名著を読んでみた。本書の原著は1996年発行(訳書である本書は2001年発行)なので、30年近くも前の本。さすがに古い本なので、何かに直接役立てようというより、読み物として歴史を感じられるような内容だった。 とはいえ、古い本にも関わらず、現在にも通じる内容が多い。「できるだけ早く試作する」はアジャイル開発、「ソフトウェアの梃子」はオープンソース文化を思い起こす。それにUNIXのパイプやリダイレクトの仕組みは画期的だったんだと改めて思う。「拘束的プログラム」についても、自分もサーバー管理をしていた際に書いていて、耳の痛い思いだった。 一方で、現在の高性能化したコンピューターでリソースのことを過剰に考えることもなさそうだし、シェルスクリプトも言うほど万能なものなのかと思う(シェルスクリプト以外に移植性を確保する手段が登場したからか)。 今当たり前に使っている技術が、昔はどんなだったのかを感じられたのは面白かった。 備忘録を兼ねて、本書で述べられている9つの定理と10の小定理を書いておく。 改めてこれらを見ると、オペレーティングシステムは文化、宗教なんだなと面白く思う。 【9つの定理】 1.Small is beautiful 2.一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる 3.できるだけ早く試作する 4.効率より移植性を優先する 5.数値データはASCIIフラットファイルに保存する 6.ソフトウェアを梃子として使う 7.シェルスクリプトによって梃子の効果と移植性を高める 8.過度の対話的インタフェースを避ける 9.すべてのプログラムをフィルタとして設計する 【10の小定理】 1.好みに応じて自分で環境を調整できるようにする 2.オペレーティングシステムのカーネルを小さく軽くする 3.小文字を使い、短く 4.森林を守る 5.沈黙は金 6.同時に考える 7.部分の総和は全体よりも大きい 8.90パーセントの解を目指す 9.劣るほうが優れている 10.階層的に考える

Posted by ブクログ

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

●UNIXの考え方
UNIXに興味があり、Linuxを使っているが、考え方ってなんだろうと思い購入。小さければ小さいほどよい、早めに手をつける、枯れてるプログラムは信頼できるなど、とても心に響いた。UNIXと関係なく読んでもとても参考になる。B***


Posted by ブクログ

2024/01/20

自分がこれまでプログラミングをやってきた中で学んできたことって UNIX の哲学から来ているんだなっていうのを感じた。 例えば、 ・small is beautiful ・一つのプログラムには一つのことをやらせる ・速く試作する ・効率より移植性 ・すべてのプログラムをフィル...

自分がこれまでプログラミングをやってきた中で学んできたことって UNIX の哲学から来ているんだなっていうのを感じた。 例えば、 ・small is beautiful ・一つのプログラムには一つのことをやらせる ・速く試作する ・効率より移植性 ・すべてのプログラムをフィルタにする とかは普段とても意識している。 特に、全てフィルタであるっていう考え方はすごく好きで、僕がプログラミングをする上で根底にある考え方になっている。 そういうのが UNIX から来ているのか〜となって感動した。

Posted by ブクログ