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模索する1930年代 日米関係と陸軍中堅層
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
発売年月日 | 1993/11/15 |
JAN | 9784634614703 |
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模索する1930年代
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模索する1930年代
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1930年代という時代は、国際環境が激動した時期であった。 第Ⅰ部では、米国の新たな動向(互恵通商法・中立法)が日本の政治外交に与えた影響を論じている。米国の経済プログラムの恩恵を得るため、あるいは中立法の適用を避けるため、日本は常に米国の動向を意識せざるを得なかった。 第Ⅱ...
1930年代という時代は、国際環境が激動した時期であった。 第Ⅰ部では、米国の新たな動向(互恵通商法・中立法)が日本の政治外交に与えた影響を論じている。米国の経済プログラムの恩恵を得るため、あるいは中立法の適用を避けるため、日本は常に米国の動向を意識せざるを得なかった。 第Ⅱ部では、そうした国際環境の変化に応じた、主に陸軍中堅層による政治改革の試みを論じている。具体的には、三長官会議方式の廃止と大本営の改革を通して、権力の一元化(=軍事の政治化)を図る。しかし、この政治改革路線は失敗に終わる。 以上のような、対外関係構築の過程にみる適法性へのこだわり(第Ⅰ部)や体制変化の過程にみる緩慢さ(第Ⅱ部)は、顕著な時代の様相であった。正に1930年代という時代は、国際的な環境が激動する中で、各政治勢力が変化への適応を「模索する」時代であった。
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