商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 1994/12/01 |
JAN | 9784592881117 |
- コミック
- 白泉社
アラベスク(文庫版)(Ⅰ)
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アラベスク(文庫版)(Ⅰ)
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商品レビュー
4.6
30件のお客様レビュー
普段なじみのない、バレエの世界。舞台がロシアであるというのも珍しい。当時はソ連だけれど。よくよく読み進めていったら、私が生まれる前に書かれた話だった。
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「天人唐草」「ところてん」などなど、綺羅星のような情念にまつわる漫画をたくさん創ってくれた作家の、 しかしバレエ物語だけはどうしても手を出せずにいた。 特に名作誉れ高い「アラベスク」なのに、どうしても。 クラシックバレエに大きな興味がなかったせいもあるが、純粋に絵柄の問題で...
「天人唐草」「ところてん」などなど、綺羅星のような情念にまつわる漫画をたくさん創ってくれた作家の、 しかしバレエ物語だけはどうしても手を出せずにいた。 特に名作誉れ高い「アラベスク」なのに、どうしても。 クラシックバレエに大きな興味がなかったせいもあるが、純粋に絵柄の問題でもあった。 よい意味で独特な絵柄の作家なので、いかにも少女漫画然とした本作の絵柄に抵抗があったのだ。 以上、言い訳。 ひたすら後悔するばかりである。 第1部は王道サクセスストーリー。 ノンナの役柄は「追う者」である。 第2部、ノンナは「追われる者」になる。 ここからが抜群に面白い。 田舎娘のヴェータに追われ、嫉妬に狂う。 さらにミロノフをライバル視するエーディク、このふたりが狂言回しになる。 エーディクは……いい奴だなぁ……。 (性格としても造詣としても、ミロノフより断然エーディクが好き。 というより、ミロノフは、辛気臭さを突き抜けてギャグにすら見える。) さらに極めつけは、カリンという女性。 これほどの物を創れる作家は、多くはいない。 誰かが誰かを見つめている視線を誰かが追っている、というような構図が素晴らしい。 そして、カーテンのそよぐ……。 あぁ。 私の辞書の「アラベスク」という項目に、またも美しい物語が加わった。
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これが広く読まれたということは、バレエの基礎知識を持っている層は厚いということなのだな。心理描写がよくできているし、バレエを知らない人にも楽しめると思う。 「コール・ド・バレエ」のことを、「コールド」とか「コール・ド」と言われると大変違和感があるが、それは日本のバレエ界の伝統なの...
これが広く読まれたということは、バレエの基礎知識を持っている層は厚いということなのだな。心理描写がよくできているし、バレエを知らない人にも楽しめると思う。 「コール・ド・バレエ」のことを、「コールド」とか「コール・ド」と言われると大変違和感があるが、それは日本のバレエ界の伝統なのだろうか? cold とか called とか思っている?? 仏語の綴りまで知らなくてよいが、せめて corps の意味ぐらい教えたら、どうだろう?
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