商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 1995/09/14 |
JAN | 9784592881711 |
- コミック
- 白泉社
妖精王(文庫版)(1)
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妖精王(文庫版)(1)
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1977年~1978年 山岸凉子 文庫全3巻、コミック全5巻 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n54c8f00ea9cd 久しぶりの再読。いわゆる、少年が冒険を通して成長していく物語だけど、話の構成・展開、キャラの魅力などなど、非常にしっかり創りこまれた感じで、満足度高し、面白い。少年少女におすすめ。もちろん大人も。 没入感もすごいあって、爵ジャックと同じように、冒険しているかのようだった。そして最後、妖精世界ニンフディアでの長い冒険から、現実に戻ってきた時は、安堵感と一抹の寂しさを感じた。プックにまた会いたいよ。 軸としては、善(ライトエルフ)と悪(ダークエルフ)の戦いで、そこでの様々な経験を通して成長していく少年・爵ジャックの姿が生き生きと描かれる。けっこう単純なようではあるが、王道の物語の面白さがある。
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主人公の名前が爵と書いてジャックと読ませて衝撃を受けた。今のとんでも名前をつける親も吃驚だろう…!30年前に成し遂げているのに吃驚です。
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「『妖精王』は、アーサー王伝説ですよ」 「えー、読んだことあると思うけど、そんな話でしたっけ?」 という会話があって、1巻目を読みました。 パン(牧神)の子どものでてくる話ですよねぇ……。 その時点で、覚えているのは、そんなもの。 山岸涼子は、ファンタジーよりも、名作「日出...
「『妖精王』は、アーサー王伝説ですよ」 「えー、読んだことあると思うけど、そんな話でしたっけ?」 という会話があって、1巻目を読みました。 パン(牧神)の子どものでてくる話ですよねぇ……。 その時点で、覚えているのは、そんなもの。 山岸涼子は、ファンタジーよりも、名作「日出処の天子」のイメージと、あと、あのめちゃくちゃおっかない怪談話ばっかり覚えています。 ということで、読んでみました。 出てきたのは、パンではなくって、ブックというコロポックルの子どもでした。 純粋なファンタシー作品だと思っていたら、北海道という現世とニンフィディアという幻想世界が、二重写しになっているファンタジーでした。 でも、確かに、「摩周湖」を「魔州湖」と読み替えるのには、覚えがあります。 ところどころ、覚えているような気もしますが、ほとんど、はじめて読む本として楽しめました。 出会った時期が、あんまり素直に物語をうけとれなかった時期なのかもしれません。 「月影の窓」のシーンなんて、すごく印象的で、一目見たら忘れないと思うのですが……すっかり、忘れていたようです。 でも、この物語が「アーサー王伝説」と関わりがあるのだということは、言われてみれば、そうかなぁという感じですが、言われなかったら全然気づかなかったと思います。 今の感じとしては、クーフーリンがランスロットで、主人公のジャックがアーサー王ということになるのかな? なんか、昔、裏切ったみたいなので、グネヴィアも、どっかに出てくるかなぁ? どっちかというと、このケルトの世界と現世との二重世界は、マリオン・ジマー・ブラットリーの「アヴァロンの霧」のシリーズを思い浮かべました。霧、湖、混ざり合ういろいろな文化の伝説と雰囲気も、なんだか、とってもよく似ています。 そして、「アヴァロンの霧」は、アーサー王のお話なので、その連想で、「妖精王」とアーサー王伝説も繋がったのかな。 そういえば、「アヴァロンの霧」の表紙のイラストは、少女マンガ家が書いていたと思うのですが、誰だったでしょう?
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