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摩利と新吾(6) 花とゆめC
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摩利と新吾(6) 花とゆめC

木原敏江(著者)

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摩利と新吾(6) 花とゆめC

394

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 1980/09/01
JAN 9784592112068

摩利と新吾(6)

¥394

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2014/03/21

篝が触れた肩を汚らしいものに触れられたかのようにハンカチで拭き、そのハンカチをゴミ箱に捨てる摩利。この場面がどれだけ強烈に記憶に残った事か。大人の世界に出ると、こう言う行為は「子供っぽい幼稚な行為」とされる。人に対する好き嫌いは秘するが美徳、と言われる。子供の世界でも、集団対個人...

篝が触れた肩を汚らしいものに触れられたかのようにハンカチで拭き、そのハンカチをゴミ箱に捨てる摩利。この場面がどれだけ強烈に記憶に残った事か。大人の世界に出ると、こう言う行為は「子供っぽい幼稚な行為」とされる。人に対する好き嫌いは秘するが美徳、と言われる。子供の世界でも、集団対個人ではこう言う目に見える嫌悪感を表現するが、自分自身の責任に於いて自分一人で行動に出来る人間は実は殆どいない。摩利の個人主義がずば抜けているこの行為は私にとっては目の前が開ける瞬間だった。敵を作るも自分の意思で自分の責任、と言う心の強さ。人に対して全く構えてない新吾がいてこそ、摩利のキツさが緩和されていたんだ、と周囲が解る場面でもあったが、思えばこの頃読んだ漫画には「孤立を恐れず自分を曲げない意志の強い人間」と言うのが描かれていた気がする。『カリフォルニア物語』のヒース然り。

Posted by ブクログ

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