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百日紅(文庫版)(下) ちくま文庫
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百日紅(文庫版)(下) ちくま文庫

杉浦日向子(著者)

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百日紅(文庫版)(下) ちくま文庫

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1996/12/01
JAN 9784480032096

百日紅(文庫版)(下)

¥748

商品レビュー

4.4

39件のお客様レビュー

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2024/12/30

江戸の町に雨が降る。 雨の勢いや、漂う匂いや、音まで伝わってくる。 その中、北斎やお栄が生きている。 幽玄の世界との境界を時折越え、それらを絵に表す二人の天才は、世界をどのように捉えていたのだろう。少なくとも論理的に、知的に、とは真逆の、矛盾をそのまま捉えるような生き方だったので...

江戸の町に雨が降る。 雨の勢いや、漂う匂いや、音まで伝わってくる。 その中、北斎やお栄が生きている。 幽玄の世界との境界を時折越え、それらを絵に表す二人の天才は、世界をどのように捉えていたのだろう。少なくとも論理的に、知的に、とは真逆の、矛盾をそのまま捉えるような生き方だったのではないかと思う。 漫画というものでしか表せないものもある、という当たり前の事を知らせてくれたすごい作品だった。

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2024/11/14

 八年前(二〇一六)に『YASUJI東京』を読んで以来、杉浦日向子二作品目。『米澤屋書店』に出てきて、ちょうどうちにあったので読んだ。文化文政期の江戸が舞台と知り、大奥→写楽、の流れもあるし、読むなら今だ!と。上下巻。  正直あまりよくわからなかったのだが、読んでしばらく経ってみ...

 八年前(二〇一六)に『YASUJI東京』を読んで以来、杉浦日向子二作品目。『米澤屋書店』に出てきて、ちょうどうちにあったので読んだ。文化文政期の江戸が舞台と知り、大奥→写楽、の流れもあるし、読むなら今だ!と。上下巻。  正直あまりよくわからなかったのだが、読んでしばらく経ってみると、わかるとかわからないとか言うよりは、確かに何かを摂取したという感覚が色濃く残っている。お栄ちゃんの無愛想な表情とか。お政さんも色っぽいけど弟子だし絵師なんだなあとか。北斎の(お栄以外の)息子や娘や、妻や。とぼけた顔して女好きの善次郎や。歌川さんとこの国直とか。火事見物が好きとか。

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2024/08/09

107冊目『百日紅(下)』(杉浦日向子 著、1996年12月、筑摩書房) 浮世絵師たちの群像絵巻、ここに完結。86年3月〜88年1月に発表された15作を収録。 夢と現の狭間を揺蕩うような幻想的な短編が並ぶ。同時に人々の生活感も見事に活写されており、本当に江戸の町を覗き見ているよう...

107冊目『百日紅(下)』(杉浦日向子 著、1996年12月、筑摩書房) 浮世絵師たちの群像絵巻、ここに完結。86年3月〜88年1月に発表された15作を収録。 夢と現の狭間を揺蕩うような幻想的な短編が並ぶ。同時に人々の生活感も見事に活写されており、本当に江戸の町を覗き見ているような気持ちになる。 クライマックスのない漫画なので、描こうと思えばいくらでも描けたはず。もっと続きを読んでみたかった。 〈いっちゃったよ〉

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