商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 秋田書店 |
発売年月日 | 1980/12/01 |
JAN | 9784253037785 |
- コミック
- 秋田書店
オンゴロの仮面
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オンゴロの仮面
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商品レビュー
3
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
諸星大二郎、ずっと気になっていた漫画家なのですが、知人よりコミックスを借りまして、遂に読み始めることができました。まず1冊目は、その知人の方が最もオススメだという「マッドメン」です。 ちなみに、これまで「マッドメン」関連で知っていた知識は、ゲームメーカーADKのネオジオ系対戦格闘ゲーム「ワールドヒーローズ」のキャラクターだった「マッドマン」は、この漫画が元ネタだったんだろうなあ、、、ということと、イギリスのポスト・パンクバンド?と言われているザ・ポップ・グループという音楽グループの、1979年のデビューアルバム「Y(最後の警告)」というアルバムジャケットが、このマッドメンと呼ばれるらしい、パプアニューギニアの少数民族の写真を使っていることくらい?でした。 読んだ感想といいますと、うーむ。もっとオカルト寄りの漫画家だと思っておりましたが、予想以上にアカデミックな感じ?といいましょうか。人類学的であり、民俗学的であり。この作品の発表が、1982年ごろ、ですか。2019年現在からすると、大昔ですがな。うーむ。凄いなあ。当時で既に、こうだったんだ、、、凄い。 凄い不思議なところが、日本にきたコドワの元に、マッドメンの精霊?が現れるのを波子が目撃する場面?があったと思うのですが、あっこがなんか、衝撃でした。日本、という国のくくり?文化圏のくくり?では、日本の土着の幽霊?精霊?しか、存在できないような思いがあったので。そこらへん、人間の精神って、不思議ですよね。アメリカに住むアメリカ人のところには、日本の幽霊が「うらめしや~」って出現することってないでしょうし、地球上に、別の惑星に住んでいる異星人の幽霊が出現することもないでしょうから、、、 とある知性、とある生命が存在する生活圏、文化圏、というくくりでのなかでの、幽霊、精霊という概念って、なんぞや?ってね、思ったのですね。凄いこう、人間って不思議だなあ、ってね、思うんですよね。 あと、この作品に似た雰囲気を感じたのは、望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」の1~2巻あたり?に登場していた時の「ノブオ」でしょうか?あのノブオが、謎の存在を崇拝し始め、体に化粧を施していった過程とか、なんだか凄く、思い出しました。何故に人は、未知なる存在を、想像してしまうんだろうか?知性とはなんぞや?そして怖れとは?畏れとは?畏怖ってなんだ? などなど、なんだかグルグルと考えてしまう、そんな作品でした。
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