商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 1995/08/07 |
| JAN | 9784091847348 |
- コミック
- 小学館
0 〈ZERO〉(上)
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
なぜほとんどボクシングをしている漫画で泣けるのか。狂気などではなくあまりに五島は純粋すぎて、勝ち続けているのに悲しくなる。1輪で枯れることなく咲き続ける花にしかなれないのかと悲しくなる。松本大洋はスポーツを描いているのに、人の本質だけ見えてくる不思議パワー、素晴らしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
素晴らしい作品ですね。何度も読み返してるんですが、何度読み返しても、つまるところは常に素晴らしい。うむ。永遠の名作、と言ってしまって、差し支えないと思います。俺にとっては。ホンマに好きですね。 ボクシング漫画でいいますと、 あしたのジョー はじめの一歩 この二つの作品は、やっぱ特別に素晴らしいと思いますが、この「ZERO」も、それに匹敵するんちゃう?と、勝手に思います。うん。思います。 あと、今、気づきました。 あしたのジョー。はじめの一歩。題名の雰囲気、似てますね。はじめの一歩、が、あしたのジョー、に、敬意を払って誕生した作品なんだろうなあ、って、今、気づきました。ええなあ、なんかそれって。 で、このゼロですが、上記の二作品と比べると、より雰囲気が似ている、という意味では、北野武の映画「キッズ・リターン」っぽい気もする。北野映画が好きな人は、この松本大洋作品も、絶対気に入る気がする。うん。そんな気がしますね。 ま、ボクシング漫画、というか、ボクシングを通して、人間とはなんぞや?ってことを描いた漫画、でしょうか?生意気な言い方になってしまいますが、そんな感じを思います。で、この漫画が発展した流れで、松本大洋は「ピンポン」に辿り着いた、という、気もする。 こんなに哀しい素敵な作品を通して、あんなに楽しい素敵な作品に辿り着いた、って感じかなあ、と。個人的には、そんな事を、感じましたね。 この漫画、1991年9月3日から物語が始まる、という、実際のリアルな世界での時間軸の設定が、されてるんですよね。五島雅とマイク・ルイスの後楽園での世界ミドル級タイトルマッチの日にちが、それなんですよ。なんか、ええなあ、って思いました。 世間一般では、携帯電話もインターネットも無かった時代。DVDもない、ビデオテープの時代。情報は一瞬で世界を駆け巡らなかった、あの時代の、物語。うむ。なんか、ええなあ。 それにしても、松本大洋の絵柄は、独特だ。上手いのかヘタなのか、よお分からん。その唯一無二の感じにして、物語はバンバン切れ味、鋭すぎ。凄まじいですね。 五島が妙に贔屓にしている若者新聞記者?あの、メキシコまでトラビス・バルを偵察に行く彼。彼の名前?というかニックネーム?が、ペコ。うーむ。ピンポンに繋がってるのか?とか思うと妄想が膨らみますね。 同じジムの同じ階級の高田秋夫が、ひたすら五島に憧れて憧れて憧れまくってて、自分のアパートの部屋に五島のポスター貼ってるところとか、ピンポンで言うと、ドラゴン(風間竜一)に憧れまくるアクマ(佐久間学)って感じで、これまた堪らない。 いやあ。まあ、なんといいますか。素晴らしい漫画ですねコレは。 あと、五島がノーヘルで一般公道でカワサキのバイクを運転してるのは、マジでヤバい。今のご時世では絶対にできない描写ですよねえ。でもそんなとこも好き。
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松本大洋らしいというか、決戦に向けて徐々に盛り上げていく空気作りが素晴らしい。『ピンポン』に比べるとこちらのほうが、漂う空気に理解できない「狂気」みたいなのが表現されていて、そこが良い。
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