商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1995/08/10 |
JAN | 9784091910134 |
- コミック
- 小学館
トーマの心臓(文庫版)
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トーマの心臓(文庫版)
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商品レビュー
4.5
240件のお客様レビュー
数十年ぶりでも読み応えあり。
「11月のギムナジウム」と同じ登場人物達が織りなす全く違うストーリー。久しぶりに読んだので殆ど展開が分からず、でもユーリを想うエーリクの心には優しさと美しさを感じました。トーマの想いを受け継いだと言ったらエーリクは怒るかも知れません。ラストは重いテーマだった割に良い読後感。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なかなかむずかった。一番の失敗は、文庫本サイズのを購入してしまったこと。 文字が小さくて読みにくい~~ たぶん、この1回目を読んで、また少しして2回目読んで、またかなり時間たってから3回目読んで・・・ってしたらもっと深いところにまで気が付けて面白いんだろうなって思った。 昔読んだ竹宮恵子さんの「風と木の詩」も、何度か読んでいくとどんどん面白くなっていったんだよね。あれの感覚に似ている。 今の現代でいうところの、高等部の男子寮、なのかな? みんなのアイドル的存在の一人、トーマが鉄橋から落ちて死んだ。 事後であるとされたが、一学年上で寮監のユーリに遺書的な手紙が届いた。 「ユリスモールへ さいごに これがぼくの愛 これがぼくの 心臓の音 きみにはわかっているはず」 と書かれていた。トーマは自殺だった? ユーリはずっとトーマにアプローチをされていた。 だが、もう一人のアイドル的存在アンテとどちらがユーリを堕とせるか賭けをしていたらしい。なおさらお堅いユーリはなびかなかった。 だが、自殺するほどとは・・? あのトーマからに気持ちは本物だったのか? トーマの葬儀も終わってしばらくして、トーマに瓜二つのエーリクが転入してきた。 みんながざわつく。 エーリクはひたすら「トーマ?」って聞かれることにうんざりしくる。 しかも彼はこんな寮にはいりたくはなかった。 ずっと母親のマリエを愛していた(超マザコン!)マリエは男をとっかえひっかえするが、別れたらエーリクのところにくるので、自分はマリエについていてあげなくては。とも思っていた。 今回はマリエがある男と結婚するので、エーリクを寮付きの学校に入れたのだが、 エーリク的にはあんな男とはすぐに分かれて「帰ってきて」と手紙が届くと思っていたのに全然届かない。まさか・・自分は・・・・? ってな感じのめちゃくちゃ閉鎖的な世界で、ほぼ男子しか登場しない漫画ですww ユーリの過去、 エーリクのゆがんだマザコン、 アンテの思惑、 オスカーのことも・・・ みんないろいろあってぐちゃっとしている BLとはいえ、キスはするけど全然健全なお話だと思う。 昔はこんなもん?(でも風と木の詩はそんなことなかったよねぇ?)
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トーマの捨身飼虎的な行動は読者を最初から釘付けにする。ユーリが背信的な過ちに苦悩し、彼を取り巻く恋がさらに心境を複雑にする。ここで特に惹かれたのが作中の「愛情」はあまりいいものだと思えないことだ。だれかを縛ったり苦しめたりする「愛の様相」が見応えあった。日本との文化的差異が大きい...
トーマの捨身飼虎的な行動は読者を最初から釘付けにする。ユーリが背信的な過ちに苦悩し、彼を取り巻く恋がさらに心境を複雑にする。ここで特に惹かれたのが作中の「愛情」はあまりいいものだと思えないことだ。だれかを縛ったり苦しめたりする「愛の様相」が見応えあった。日本との文化的差異が大きいから前提を間違えるとBL的な要素しか見えてこない気がした。
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