商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1997/11/05 |
JAN | 9784091521224 |
- コミック
- 小学館
黒い羊は迷わない(2)
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黒い羊は迷わない(2)
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カルト教団の教祖にマインドコントロールされた信者らを デプログラミング(脱洗脳)する術に長けた男=曜堂哲夫と、 組織が潰滅し、自由になったにもかかわらず、トラウマに縛られる少女=成田湊の共闘。 ちょうど1冊ずつが長い1話になっていて、 ①巻は、湊が心の傷は癒えないながらも理性を取...
カルト教団の教祖にマインドコントロールされた信者らを デプログラミング(脱洗脳)する術に長けた男=曜堂哲夫と、 組織が潰滅し、自由になったにもかかわらず、トラウマに縛られる少女=成田湊の共闘。 ちょうど1冊ずつが長い1話になっていて、 ①巻は、湊が心の傷は癒えないながらも理性を取り戻すまで、 ②巻は、哲夫と湊がビジネスで、ある少女を奪還する過程で起きた事件。 シリーズ化しようと思えば同じスパンで続けられそうではあるけれど、 ダラダラ長くなるより2巻で終了してよかったのかも、という気もする。 雑誌連載は1996-1997年だったそうで、洗脳と逆洗脳というテーマは オウム真理教が起こした一連の事件と、その顛末を踏まえて構想されたのかな? と思った。 個人的には、異界やあやかしとの接触を扱った物語や都市伝説系ホラーなどより、 こういう、人の精神を支配する、心を弄ぶものを描いた話の方が数層倍 怖いというか気色悪くて虫酸が走るし、吐き気がする。 アクション満載で読みやすく、面白かったけど、結構疲れた。 米本和広『カルトの子』を思い出した。
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一人の人間を綺麗に描けている。少年期からの疑問、終末を願う思想、友人との決別、他者によりかかる鏡写しの愛情。 もっと読まれるべきだし、評価されるべき作品。 打ち切りぎみなのがちょっと勿体無い。でも良い作品です。
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