商品詳細
| 内容紹介 | //付属品~美装函付 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 1996/11/01 |
| JAN | 9784198605612 |
- コミック
- 徳間書店
風の谷のナウシカ 豪華装丁本(上)
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風の谷のナウシカ 豪華装丁本(上)
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商品レビュー
4.5
18件のお客様レビュー
昔から存在は知っていたものの読んでいなかったナウシカの原作本。 控えめに言っても最高の傑作である。 映画の方も素敵だが、正直なところ、世界観をふんわりと受け取るくらいで、そこまで深く理解できていなかった。 映画はこちら原作と比較してなんと短いことか。 さてこちら原作、どこがいいか...
昔から存在は知っていたものの読んでいなかったナウシカの原作本。 控えめに言っても最高の傑作である。 映画の方も素敵だが、正直なところ、世界観をふんわりと受け取るくらいで、そこまで深く理解できていなかった。 映画はこちら原作と比較してなんと短いことか。 さてこちら原作、どこがいいかというともはや全てであってまとめられないのだが、ポイントとしては3つある。 1.ナウシカの強さ・美しさ 2.緻密な世界観 3.魅力的な登場人物 ナウシカの強さ・美しさは、どちらも純粋な意味での強さ、美しさのことではない。 困難に対し、心折れずに立ち向かっていく強さ、そしてキレイゴトではない現状に対しても、愛する心や理想を信念として持ち続ける美しさである。 力愛不二・拳禅一如をかつて学んだ身としては憧れずにいられない。 私も幼少期は大人は汚いもんだなと思うことはあったが、清濁併せ吞んだ上で、それでも善き芯を持ち続け通すことこそ本当の強さであり、美しさであることを理解した。ナウシカは、少なくとも上巻ではその成長の坂道の中腹にいる。 どう変わるか、年齢的にも、ついつい親心で見てしまう。 じわじわと明らかになっていく世界はまさにカタストロフィの後の、更なる終焉に向けた道中で、絶望をこれでもかと重ね塗りされる。 巨大な虫である蟲や、成長の早いタケノコですら驚くほどのスピードでみるみる広がる、瘴気をまき散らして致命傷を負わせる腐海。 その中でも争い続ける大国。 宗教闘争、政治闘争、生存競争と、決して子供向けとは言えないドロドロした世界だが、それだけに深みとリアリティがあって没入させられる。 現代、放射能汚染やマイクロプラスチック等による土壌・海洋汚染、化石燃料などによる大気汚染と、環境問題への警告がなされてから数十年が経つのに未だに汚染は悪化の道を辿っている。 チェルノブイリ原発事故、水俣病や四日市ぜんそく、光化学スモッグ、オゾンホールなど、過去に「このままではヤバいぞ」という事件・兆しは多く存在した。 確かにそれぞれへの対策は進んだ。冷媒にフロンガスが使うことは禁止され、オゾンホールもふさがった。企業の責任も追及されるようになった。 しかし国家対国家という構図の中では、環境問題への対策は後回しにされてしまう。 昨今であればトランプの動きがまさにそうだろう。 といって、世の中、悪い敵ひとりがいるわではないし、それを叩いでどうにかなるものでもない。世界中のひと一人一人が、腐らず出来ることを一つ一つ重ねていかなければならないのだ。 本作のような作品を通して、世界中の人々にその学びの種を持たせ、育んでもらいたいものである。少なくとも私は意識的・無意識的にそれを育ててきた。 どの登場人物も最初はネガティブな印象から始まる。 風の谷の民はみんな善良に感じるのに対し、他の人たちがみんな暴力的で卑劣な形で登場する。 しかし触れあってその内情を知るにつれて、憎めなくなっていく。 最初は王蟲もクシャナもクロトワも僧上も敵だった。 しかしそれぞれがそれぞれの背景、信念、正義など、行動原理があって、そこは絶対悪などではない。 この描かれ方が、まさにナウシカが見た他者の印象を読者にも感じさせているのだろう。 上巻だけでこのボリューム。 私はジブリ作品では魔女宅とラピュタが特に好きだったが、完全にまくられた。 原作ナウシカが圧倒的すぎる。 下巻が楽しみで仕方がない。
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- ネタバレ
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地元の図書館にあったので何気なく予約したら超大判の本でびっくりした(笑)。宮崎アニメに育てられた世代ですが、ずっと気になりつつもこれまで原作は未読でした。すごい。面白い。劇場アニメ版も好きですが、これ読んでしまうとやはり土鬼や墓所の要素も入れて作り直して欲しいと思っちゃいますね。あとこれは…なるほどクシャナが大好きになってしまう。上巻で一番印象に残ったのは、クシャナが蟲に襲われながらも部下たちを抱えて子守唄をうたうところでした。
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35年ぶりに映画館の大スクリーンで見たのを契機に、20年来の積ん読本(笑)『風の谷のナウシカ』の原作漫画 愛蔵版上下巻を7時間以上かけて読み終えた。いや〜、疲れた。 これは噂に聞いていたとおり、物語的には映画とまったくの別物だ。だがそれをもって映画を薄っぺらいとか批判するのは...
35年ぶりに映画館の大スクリーンで見たのを契機に、20年来の積ん読本(笑)『風の谷のナウシカ』の原作漫画 愛蔵版上下巻を7時間以上かけて読み終えた。いや〜、疲れた。 これは噂に聞いていたとおり、物語的には映画とまったくの別物だ。だがそれをもって映画を薄っぺらいとか批判するのは無理がある。この原作をそのまま映像化したら、30分×4クール(1年間)の放送でも上巻がやっと。スポンサーの問題など考えても、現実的に不可能だ。もし完全映像化ができるだとしたら、それこそNetflixオリジナルくらいだろう。それに物語的にはほんのさわりに過ぎないとしても、テーマ的には本質的な部分をきちんと押さえている。ナウシカワールドへのイントロダクションとして、あの映画はやはり素晴らしい出来だ。 また、これを読むと、やはり宮崎駿は「アニメーション(動画)」の表現者であり、「漫画(静止画)」の人ではないことがよく分かる。「漫画」としての表現は最高レベルとは言えず、精密な絵コンテを見ているような気分になる。ただ、最初の方は「漫画と言うより絵コンテ」な感じが強いのだが、延々と描き続けていくうちに、それが次第に「漫画」として表現がこなれていくのも面白い。 (以下 下巻に続く)
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