商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 1999/08/07 |
| JAN | 9784091912565 |
- コミック
- 小学館
マージナル(文庫版)(3)
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マージナル(文庫版)(3)
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商品レビュー
4.6
15件のお客様レビュー
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萩尾望都作品を読むのは2作目。 面白かった。 2999年世紀末の地球の話。複雑そうに見えて、わりと分かりやすいストーリー。 最初に「マザ」とかいうなかなかグロいシステムを見せてくるので、最後はどう片を付けてくるのかと興味津々で読んだ。最後は超能力の力技という感じもあるが、納得(無理やり感はあるがOK)。センザイ・マスターが生きていて良かった。 ディストピアものは個人的に好きで、でも結末に希望はあってほしいので、満足した。地球の人間の命と運命がたった一人の権力者の「気分」で変わるという、希望のなかの皮肉が好き。全体を通しての、冷淡と無垢のバランスも良かった。 個人的に好きだったキャラ、グリンジャ、ジューシー。 この作品を構想から練って世界を作り上げて、絵にも表現できてすごい。(尊敬)
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いよいよマージナル最終巻。 作り込まれた世界観に壮大なストーリー、どう畳んでゆく?グリンジャとキラは再会する?地球はどうなる?イワンはいったい何を研究していた?仕掛けだらけ、伏線だらけの本作、すべて納得のゆくところへ収束してゆきます。 最終巻では少しずつ、アチラコチラに散らばっていた登場人物やエピソードが、シティのセンターに集結してくる。そこで、新しいマザ、センターが人工的に作り暗示をかけたマザが、再び民衆の目の前で死ぬ。大混乱の中、テロを企てたアシジンの一派の手により、都市の水を司る7つの塔が爆破され、大洪水が起きる。 シティは滅びるのか?キラはどこにいるのか? 子宮が思考するとは…? ラスト、この物語の悪役を一手に引き受けていたセンターの長官、マルグレーヴことメイヤードの、切ない背景が明らかになる…そういう設定だったのかお主… 汚染されている地球とプロジェクトを終わりにするつもりのカンパニー。なにも決着はついておらず解決もしていないけれど、イワンが生み出したキラに、汚染された地球でも子供を産める新人類の要素が見つかりわずかな希望が残る… そして、グリンジャとアシジンとキラ(正確には違う)が砂漠で再会し、再び3人の生活が始まろうとする力強く救いのあるエンディング…最高のSF大叙事詩でした…。
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◇第3巻 ・第16話 えもの 38p ・第17話 アシジンとマルグレーヴ 40p ・第18話 最後の晩餐 44p ・第19話 ハレルヤ 40p ・第20話 暗示 40p ・第21話 洪水 46p ・第22話 境界の果て 49p ・エピローグ ホウリ・ナイト 41p ・エッセイ―もはや、わたしの見方は ネズだけ:岡野玲子(漫画家) ・備忘録に残っていないが、確か大学のころに読んだはず……その後数か月は「マージナル……」と呟くだけで染み入るものがあった記憶があるから。その後はラジオドラマを数回楽しんだ。メイヤードを演じた塩沢兼人の声……ッ! ・今回はどうしても宮崎駿「風の谷のナウシカ」を思い出さざるをえなかった。単に連想とか似ているとかではなく、構造自体が同じ。自分たちが実験されているという事実を知らないまま右往左往する人々と、事実を知る過程。蟲使いっぽい聖者、漫画版ナウシカ最終巻の庭のような図書の家とか。駿的終末というよりもSFの想像力で同時代は通じ合っていたんだろう。1985~1987年連載だから、「ナウシカ」とも「AKIRA」とも同時期だし、海外SFの流れに置けばもっと位置がはっきりするんだろうけれど。 ・ネットで探してみたら上手に言語化している記事をみつけた。http://sekibang.blogspot.com/2009/04/blog-post_15.html ・萩尾望都っぽさとしては、また籠の内と外の話だな、と。つらつら書けば、念者と色子という支配と被支配の関係も。暴力と受容者と。自虐と被虐。大人と子供。罪と無垢。が対立したりグラデーションになったり。ゲームキャラの反乱。ゲームの操り手プレイヤーと、うすうすプレイヤーに気付きつつある登場人物。管理と被支配。寿命が異なることで認識に差(人生30年ならではの感じ方)。 ・やはりメイヤードというキャラクターが特に好きだ。なんか手塚治虫のロック・ホームっぽさも面白いし。 ・また黒幕とも元凶とも言い切れない、ただ間違いなく原因の一部になったイワンという人物も、凄みがある。どれだけ萩尾先生雑学好きなの。しかも知識を、欲しいのは単なる子種ではなく夢の子供なんだと詩的に表現できるとか。 ・線について。1巻で、どれだけ繊細なペンで繊細に描いていたんだろうかと驚いていたが、3巻では明らかに線が太い。同時に人の表情も骨太になったり、焦点となる舞台に重要人物がぞろぞろ集まってきたりして、作風が作品内で変わっている印象がある。 ・最後に。プチコミックス版や叢書版のカバーイラストも素敵。
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