商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2000/08/21 |
JAN | 9784122037052 |
- コミック
- 中央公論新社
徒然草(文庫版)
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徒然草(文庫版)
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商品レビュー
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吉田兼好の質実剛健な性格が表現された質素倹約を根底とする鎌倉、南北朝時代の時代背景を描く話。①教養がないと氏素性の劣る下卑た者となるから学問が必要、②全てに優れていても色事を好まない男は誠に物足りない、③むやみに面白くしようとすると却って白けること、④弓矢をするときは2本の矢を持...
吉田兼好の質実剛健な性格が表現された質素倹約を根底とする鎌倉、南北朝時代の時代背景を描く話。①教養がないと氏素性の劣る下卑た者となるから学問が必要、②全てに優れていても色事を好まない男は誠に物足りない、③むやみに面白くしようとすると却って白けること、④弓矢をするときは2本の矢を持っては最初の一本に集中できなくなる。学問をする者は夕方には朝があると思ってら朝には夕方があると思い、後でもう一度やれば良いという気持ちでいてしまうがよくない、⑤人は一番大事なことにまず励むべきで、2.3番のことにかまけてはならない(説法教師を目指すために、乗馬と早歌に熱中してしまった逸話)、⑥自分も人も何もあてにしなければ、良い時は喜び、悪い時は誰も恨むことがない
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2024/01/06読破 同僚に誕生日プレゼントで頂きました。 2024年最初の読破です。 徒然草 感想 ・総論:人間は流れるままに生き、風情を感じるこそ趣きがあるのでは。 著者の人間味ある考えや、当時の考え方や風習が各章に1つずつありました。5割くらいは現在の時代には合...
2024/01/06読破 同僚に誕生日プレゼントで頂きました。 2024年最初の読破です。 徒然草 感想 ・総論:人間は流れるままに生き、風情を感じるこそ趣きがあるのでは。 著者の人間味ある考えや、当時の考え方や風習が各章に1つずつありました。5割くらいは現在の時代には合わないかなぁという印象です。 下記は現状の自分に刺さったものです。 p89 亢竜悔有(こうりょうくいあり) 登り詰めた龍は下に降りるよりほかはない。そこに悔いが生じる p173 世に従って生きようとする人は、まず時機を知らなければならない。だが、何かを成し遂げようと思う者は時機を問題にしてはならない p266 幻のような一生の中に何事をしようとするのか空しいだけ。 ーー 世に流され自分の好きなことに没頭し満足するのも一つの人生ですが、何かを成し遂げようとするならば、自分で時機を作り、仕掛けていくことを考えた方がいい。 亢竜悔有→今年辰年ということもあり、会社ができて2年目の自分には、どんどん昇っていってもこの言葉を忘れるなというメッセージに感じました。 人間はいつか死にまして、死ぬのは輪廻が回っているだけで何も虚しい事はなく、むしろ生きている間が幻であるというお考えでした。 生きている間が幻ならば、それこそ周りに流されず、"自分が"好きなことをして、生きていこうと改めて思う一冊でした。 時代物が好きや、マツコデラックスが好きな方へはいいと思います。
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筆者は吉田兼好。今でも通じるような達観した意見と、後醍醐天皇に代表される権威や女子供、馬鹿が嫌い…みたいな人間臭い感想のどっちもある。あと当時の豆知識みたいな話も。仏教(僧)と朝廷?の話題が多い。
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