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教育不信と教育依存の時代
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店/ |
| 発売年月日 | 2005/03/09 |
| JAN | 9784314009805 |
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教育不信と教育依存の時代
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
古すぎる学校教育情報 2005年の本だからか、メディアが言うほど学校には問題は無いと伝えている。ただし、教育は万能ではないと言い切ってもいる。
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最初から、あー、広田先生!という感じ(笑) あの飄々とした語り口が、もうそのまんまで、広田先生の顔というか姿が目の前に浮かんできます。 1997年に「酒鬼薔薇」事件が起きた。広田先生のもとに翌1998年の初め頃取材の電話があった。事件を「現代学校の病理」に結びつけたコメントがほ...
最初から、あー、広田先生!という感じ(笑) あの飄々とした語り口が、もうそのまんまで、広田先生の顔というか姿が目の前に浮かんできます。 1997年に「酒鬼薔薇」事件が起きた。広田先生のもとに翌1998年の初め頃取材の電話があった。事件を「現代学校の病理」に結びつけたコメントがほしい、ということだった。広田先生は報道でしか接していないため、事件の背景や関係者の対応について知らないことが多すぎる、また報道された情報も、どこまで本当なのかよくわからないことだらけだと答えるのに躊躇する。「事件そのものが、私にはよくわかりませんねぇ。」「だいたい、めったに起きることのないたぐいの事件だから、あまり大騒ぎしない方がいいんじゃないですかね。」と答えたそうだ。広田せんせーい。「私としては的確なコメントのつもりだったが、私へのこの取材が、記事になった形跡はない。」(引用)思わず笑ってしまいました。うん、マスコミ、うん、広田先生。 これは「まえがきに代えて」にあったエピソードですが、本文は、講演の原稿をもとにまとめたものです。なので、文章が口語です。(ますます広田先生(笑))「ここ十年くらいは、教育そのものがおかしいというよりも、教育についての語られ方が、あるいは教育に対するまなざしがおかしくなっているんじゃないか、という関心で教育言説を社会学的に研究してきました。世間や大人たちが、何か一方的な思い込みで教育を批判し、「あるべき教育」なるものを語っている。実態とかけ離れた、そういた思い込みの議論が、かえって教育の実際の場を混乱に陥れ、不安や不信を生み出す結果になっている―そういう問題意識で、現代の教育の語られ方とかまなざしみたいなものを研究しております。」(引用)講演の原稿と知らずに読んでいたので、笑ってしまいました。 って、笑った話ではなくて。広田先生って、こういう問題意識でこういう研究をしていたのか(しかもちょうど私たちのいた頃)、と、もう本当に今さらなのですが、今さら知った次第です。(すみません。) 教育基本法の見直しを前にした時代に書かれた本書ですが、一貫して、教育基本法を変える必要があるほど教育はおかしくなっているのか、という問いを立て、そんなことはない、と教育に一定の評価を与える立場をとっています。すでに2019年、2020年の教育改革が目の前に迫っています。自分の子ども世代が、この教育改革に直撃される今、広田先生の2020年教育改革についての言葉が聞いてみたいです。 いやー、とっても面白かったです。 教育について、今わたしは何を考えたいのか、いろいろ発掘していただきました。 ※個人的には、果てしないティーチングロード(広田先生のある一日)が沁みました~。
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「今の子がおかしいのは、教育のせいだ」「教育をちゃんとすれば、ちゃんとした子供ができる」という考え方を、著者は「教育万能主義」と位置づけて批判する。 | 教育にできるのは、せいぜい、大多数の子供たち |に、深浅まちまちな影響を与えること、までであ |る。しかも、その影響力を強化...
「今の子がおかしいのは、教育のせいだ」「教育をちゃんとすれば、ちゃんとした子供ができる」という考え方を、著者は「教育万能主義」と位置づけて批判する。 | 教育にできるのは、せいぜい、大多数の子供たち |に、深浅まちまちな影響を与えること、までであ |る。しかも、その影響力を強化しようとすると、コ |ストやリスクがつきまとうものだ。 という著者の主張は当然といえるだろう。たとえば一般社会では、リスクやコストは当然計算の中に入れておくべき事柄だ。ところが、こと教育に限っては「理想」ばかりが追求されがちである。「地域に根ざした教育を」とか「児童一人ひとりの心に気を配り」とか言われてもさー、先生1人で40人の生徒を受け持ってるんだからそんなんかんたんにできるかっつーの。そのうえ「教師にも評価を」とか言われて、上に報告する書類仕事ばかり増やしやがる。「理想」さえ唱えればうまくいくなんて、仕事で考えているやつがいたらけっとばしてやりたいところだが、教育言説ではそういう気味の悪い連中がうようよといるんだよなぁ。 学級崩壊、学力低下、少年犯罪、教師の質の低下……「教育の荒廃」が叫ばれてひさしい。教育をこのままにしておいては、日本の将来が危ない! 教育を改革しなくては! と右も左もかまびすしい。 しかし、本当に今の教育はダメなのか? 見直しや改革がそんなに早急に必要なのか? 著者は「青少年はそれなりにうまく育っている」と、具体的なデータを出しながら異を唱える。60年代のほうが今の子たちよりはるかにワルだった。さらにそんな連中が今中年になって「とんでもない社会人」になっているかというと、けっこうまともに生きているではないか。「荒れている」と言われても、90%以上が高校に進学する世の中である。多少は大変なやつだっているにちがいない。「『底辺校』こそ問題をかかえたハイティーン世代にとりあえず帰属する場所を与え、社会全体のリスクを減らしているのだ」と言われると、たしかに「教育」や「学校」だけに責任を押しつけるのは無謀だよなぁ、と思えてくる。 もっとマクロな視点でみよう。教育には「作用」もあれば「反作用」もあるものだ。「ともかく教育を変えないと」と早急に白紙委任状を発行する前に、「教育」にできることとできないことを考えよう。前のめりになりがちな「教育論」の前に、立ち位置を確認するための好著。
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