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はじめて学ぶ金融論
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 大月書店/ |
| 発売年月日 | 2005/02/21 |
| JAN | 9784272111084 |
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はじめて学ぶ金融論
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
多くの金融論の教科書が外生的貨幣供給論の立場から信用創造を説明しているに対して、本書では、内生的貨幣供給論から信用創造を説明している。 内生的貨幣供給論とは、民間主体から預金を銀行が集めて(本源的預金)、それを起点として信用創造がされるのではなく、そもそも本源的預金など存在せず...
多くの金融論の教科書が外生的貨幣供給論の立場から信用創造を説明しているに対して、本書では、内生的貨幣供給論から信用創造を説明している。 内生的貨幣供給論とは、民間主体から預金を銀行が集めて(本源的預金)、それを起点として信用創造がされるのではなく、そもそも本源的預金など存在せず、民間の借入需要に応じて信用創造がされるという貨幣供給論である。預金に対する貸し出しの先行、受信に対する与信の先行であると云える。この立場によると、中央銀行は受動的な対応しかできず、飽くまで信用創造は民間の借入需要が無い限りは拡大しない。そこから現在の日本銀行が行なっている量的緩和には否定的な見解を取っている。 「はじめて学ぶ金融論」という題名通りに、貨幣供給論を初めて学ぶにはうってつけの教科書であるといえる。欠点としては、筆者の文章はそれほど読み易いわけではなく、思っていたよりはわかり易くはなかった。信用創造を学びたい人は第一部の第三章と第四章、第五章を集中的に読むことをお勧めする。発売から13年を経っているせいか、第二部の電子マネーやエコマネー、金融ビッグバンを扱った章は内容が少々古い。この部分は最新の教科書で補う必要があると感じられた。
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