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共生虫 講談社文庫
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共生虫 講談社文庫

村上龍(著者)

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共生虫 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2003/03/15
JAN 9784062736961

共生虫

¥586

商品レビュー

3.3

76件のお客様レビュー

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2010/05/28

最後の家族とは引きこ…

最後の家族とは引きこもりがでていることは似ているがそれ以外は全然違う。怖い話だった。

文庫OFF

2010/01/19

一度読んでください

引きこもるウエハラに届く妖しいメール。彼の体内に宿った「虫」、「共生虫」。彼にしか通用しない独自の価値観で突き進んだ末に起こる、凄惨な事件。世界の歪みが産んだ彼。読後感は……良くはない、かな!?

abtm

2026/05/07

第36回谷崎潤一郎賞受賞作。引きこもりの青年ウエハラを主人公にした小説で、本作にはインターネットが要素として多く取り入れられている。政府が「IT革命」を唱えるより前に執筆されており、かなり早い時期と思われるが、現在からみるとだいぶ古くなってしまっており、たとえば「メーリング・リス...

第36回谷崎潤一郎賞受賞作。引きこもりの青年ウエハラを主人公にした小説で、本作にはインターネットが要素として多く取り入れられている。政府が「IT革命」を唱えるより前に執筆されており、かなり早い時期と思われるが、現在からみるとだいぶ古くなってしまっており、たとえば「メーリング・リスト」なんてほぼ「死語」で、若い世代にはすでに伝わらなくなっているのではないか。それはともかく、ネットを巧みに取り入れていることで、わたしが聯想したのは岡嶋二人『クラインの壺』である。同作は一般にコンピュータが普及する前に書かれた傑作であるが、そのタイトルが示すように、現実世界と仮想世界との境目がだんだん曖昧になってしまいわからなくなるという筋書であった。この『共生虫』も、現実か架空なのかわからないように描かれている。作中の世界では、けっきょく「共生虫」は実在するのか否かということがよくわからないし、「インターバイオ」も実在する組織なのかそうではないのか、あるいは実在するとしてどこまでが「真実」なのかということがよくわからない。インターバイオから届く複数のメールは夢野久作『瓶詰の地獄』を思わせる曖昧さである。また、メタ的な観点でいえば、毒ガスの話はなんらかの実話を下敷にしているのか、検索結果などはじっさいのデータに基づいているのかというところもまた曖昧である。この「曖昧」を生きる存在として、ウエハラが引きこもりであるという設定が非常に生きている。引きこもりは社会に確実に存在しつつも一般社会からはある種「隔絶」された曖昧なアンビヴァレントな存在だからである。そして、そのウエハラも引きこもりといいつつ、物語の後半ではアクティヴに出かけるようになっている。するとウエハラははたしてほんとうに引きこもりであったのかというところがそもそも曖昧になっている。全体的にいくつもの「曖昧」が作中に仕掛けられている。インターネットというものがそういう実体がない曖昧な存在であることの示唆として読むこともできるし、そもそもネット以前に現実社会自体がそういうものなのだという考えかたもできる。純粋に小説として楽しむことももちろんできるが、なんらかの意味を持たせようと思えば100人いれば100通りの解釈ができる小説である。

Posted by ブクログ

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