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松下のデザイン戦略 業界を揺るがすパラダイムシフトとは
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松下のデザイン戦略 業界を揺るがすパラダイムシフトとは

川島蓉子(著者)

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松下のデザイン戦略 業界を揺るがすパラダイムシフトとは

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 2005/12/08
JAN 9784569645414

松下のデザイン戦略

¥1,430

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2011/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◎使い手から見たデザインの意味が変化してきた。 ◎バブル景気かでは、多くの人々がデザインの面白さや新しさに大きな価値を抱いた。 それが、バブル崩壊とともに、大きな転換を迫られることになった。「華やかな日常性」を排した「実のある日常性」「表面的な豪華さ」に対峙する「中身の詰まった実質性」が浮上してきた。 ◎デザインの全体の流れを一言で言うならば、無駄を省いたミニマルなもの、装飾を排したしんぷるなものがいいという実質主義的な価値観が広がっていった。 ◎「ユニクロ」にしても「優れたクオリティに見合ったリーズナブルな価格であり、日常着としてきるには最適な道具である」という思想の元で、人々に愛されてきた。 ◎つまり、実質性をしっかり押さえた上で、さらなる豊かさを感じさせてくれるもの…使うことによって生まれる楽しい気分や、豊かなシーンを生み出してくれるようなデザインこそが求められるようになってきた。 ◎しかし、家電の分野でこういった消費者の動きに対し、人と豊かなかかわりを生み出すようなデザインに力を入れてきたところは少ないと思う。 たとえばソニーは、「デザインがかっこいい」というイメージが定着している企業のひとつだ。 ◎気がついてみたら、少しずつ「ナショナル」や「パナソニック」の製品が増えてきている。それはまた、松下電器のイメージが「安心だけれどかっこよくない」というイメージから、明らかに変わってきたことの現われでもある。 ◎パナソニックデザイン社 2002年4月に新設されたデザイン社は、「創造」の一翼を担う重要な存在だった。各事業部や子会社に分散していた約260人(当時)のデザイナーを、社内分社としてまとめたのである。 ◎買い手にとっては、そのブランドであることが差別性や安心感につながっている。 それに比べ、家電はどうか。おそらく一部に「ソニーファン」は存在する。ただ、ソニーらしいデザインとははたしてなんなのだろう。 ◎消費者が気づきそうで気づかなかったこと、あれば嬉しいけれど、思いもつかないこと、それが具体的なかたちになって出てきたときに、人は本当に欲しいと手を伸ばす。 ◎パナソニックデザイン社設立に当たって掲げられた課題は  ①各事業部に分散していたデザイナーを集めて組織として一元化する  ②製品デザインを決定するプロセスを変える  ③デザイナーの能力を評価する制度を新たに設ける   ◎かつて車のデザイン開発の仕事を手がけたときに、エンジニアとデザイナーのミーティングに参加して驚いた。 明らかにエンジニアのほうの意見が強く、出時なーはそれに従う形でデザインに落とし込んでいた。 ◎日本は一貫して技術が進化する過程をたどってきたのだkら、「技術ありき」で製品開発が進んできたのは当たり前。 ◎色々な分野のデザイナーと仕事をしていて感じるのは、モノを作りデザイン力には優れているのに、それを言葉にして周囲を納得させる力に欠けている人がすくなくない。自分が本当によいと思っているデザインならば、強い意思で通してしかるべきだと思う。テクニックとしてプレゼンテーションがうまいということではなく、最善を尽くしたデザインを世に送り出したいという意志を貫くためには、強いコミュニケーション力を持つことが必要だ。 ◎デザイナーという仕事は、自分のクリエイションが製品となって、消費者に評価されることで、モチベーションが高まるモノだと思う。 マネジメントは  ①思い切ったデザインが行える環境を整えること。  ②それを独りよがりではなく、納得性の高いものさしにより製品化の是非を決定すること。  ③市場がそれを受け入れたかどうか、つまり売れたか売れなかったかについて検証してフィードバックすること。   ◎アパレルの展示会に行っても プレスリリースに書かれているコンセプトやターゲット像を読んでも、目の前の服の群れとどうしても結びつかない。 つまり、巻けてぃんぐ部門とデザイン部門が、情報を本当の意味で共有化できていない。あるいはデザイン部門と営業部門がうまく連携していないのだ。 ◎ことデザインについては、嗜好性の強いものであり、審美性が問われるものでもある。ゆえに、ある程度、デザインに関心のある人に絞って、深い意見を聞いたほうが、一般消費者に幅広い定量調査をかけてパーセンテージをはじき出すより「使える情報」が得られる。 誰もが好むデザインは、なにかしらいままでの刷り込みがなされたものである可能性が高いし、デザインに関心がない人の嗜好性を反映させても、夢を与えるようなデザインは生まれてこない。 ◎家電で国内はともかく、海外にデザイナー自らがモックアップを持ち出して行うという手法そのものが、有効に機能している。

Posted by ブクログ

2008/01/28

2008.1/23-24  川島蓉子さん(伊藤忠)から見た松下のデザイン。外部の目だからわかることもある、という感じ。もう一度読んでまとめる。

Posted by ブクログ

2006/01/04

「デザイン」を使ったこれからの企業戦略。 松下は「個」から「群れ」のデザインにシフトし始めている。 イメージの定着に力を入れている企業が増えている。(松下、日産、トヨタなど)

Posted by ブクログ

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