商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 合同出版/ |
発売年月日 | 1999/08/05 |
JAN | 9784772602433 |
- 書籍
- 児童書
みみずのカーロ
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みみずのカーロ
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
光村国語教科書5年生紹介本 南ドイツのメルディンガー小学校で行われている環境教育のドキュメンタリー。 教育といっても自然のこと、環境のことを知り、子供たちが自分で動くことにより、地域を変えて自分に自身を持つことまで繋がります。 本としても、取り組みとしても大変良い。 ❐教室に...
光村国語教科書5年生紹介本 南ドイツのメルディンガー小学校で行われている環境教育のドキュメンタリー。 教育といっても自然のこと、環境のことを知り、子供たちが自分で動くことにより、地域を変えて自分に自身を持つことまで繋がります。 本としても、取り組みとしても大変良い。 ❐教室に「カーロ」という名前のミミズを入れた箱を置き、土の上に、庭の落ち葉、授業で出た鉛筆の削りカス、子供たちの食べた物の生ゴミやプラスチックなどを置く。 カーロは自然に戻るものは土にするが、プラスチックなどはずっと残ったまま。そこで子供たちは「プラスチックや缶は自然に戻らないんだ」ということがわかり、自然に自分が使うものも「カーロが嫌いなもの」は避けるようになり、町全体のゴミがぐっと減った。 ❐算数や国語もカーロを使って問題を出す。「葉っぱが10枚あります。3枚カーロが食べたら残りは何枚?」子供たちは身近に感じられて勉強を楽しむことができる。 ❐町全体の環境回復に子供たちも参加できるようにした。このときにあまり「森林が枯れた。石油事故」ばかり言うと他人事だし気持ちも暗くなる。そこで自分に何ができるのかを考えて実際に参加する。町のぶどう畑を水害から守るために木を植える、など。それにより動物たちの巣が確保されるなど、自然のサイクルも分かる。 ❐テスト問題にも自然サイクルのことなどを入れて、家庭の大人たちにもわかってもらうようにした。 ❐これからは機械科で失業者も増えるだろう(本の出版が1999年なので、これを言われたのは今から20年以上前)。そんな子供たちが自分に自信を持つために、子供たちが自分の手で何かを作ることができることを体験させた。 町の人々の協力を得て畑を作る手伝いをする放課後教室を作る。「じゃがいもを植えましょう」だけでなく、「鳥の巣箱を作る」などサイクルで活動する。 体験は町の人々の必要なことがあれば色々あった。イノシシが盛り土をして困っている農家がいたら、「イノシシの盛り土を地ならしする」作業をして、イノシシ駆逐を防ぐなど。 これは本当に生命の持続に自分がいるということがわかり、自分の手で良いことができる自信にもなる素晴らしい取り組みだ。 自分たちがゴミを減らす⇒新しいゴミ焼却炉を作らなくて良くなった⇒焼却炉建設予定地の自然が守られた⇒自分の家のぶどう畑が守られた/動物たちの棲家が壊されなくて済んだ …ということが身をもってわかる。そこで「これからもゴミは減らそう」「水害が起きないように植物を植えよう」ということが自発的に行われ、自分も何かをしたという自信につながる。 これは個人単位ではなかなか難しい。自治体や国でこれを考えられたら素晴らしいですよね。
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シェーファー先生の自然の学校の話。子どもたちは、みみずのカーロを観察し、「自然に還らないゴミ」を学んだことをきっかけに、自然を守るためのさまざまな活動を行なっていく。 ドイツに実在する学校と先生の環境教育の実践を子ども向けに紹介している本。よいゴミとよくないゴミのこと、ゴミの減...
シェーファー先生の自然の学校の話。子どもたちは、みみずのカーロを観察し、「自然に還らないゴミ」を学んだことをきっかけに、自然を守るためのさまざまな活動を行なっていく。 ドイツに実在する学校と先生の環境教育の実践を子ども向けに紹介している本。よいゴミとよくないゴミのこと、ゴミの減らし方、自然を守るための地域でのアクションなどについて、先生のクラスの子どもの体験と気づきを通して学ぶことができる。 少し古い話だが、読み物として面白く、わかりやすい言葉で自然を守る重要性や、自然を守るための工夫や知恵を語っていてよい本。子どもに勧めたい。
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- ネタバレ
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みみずが食べられないもの、というのが分かりやすい。校長先生のやっていること、日本だと許可、承認、手続き、、、とか必要なのでなかなか難しいだろうな。反対していた人々が応援団になってくれるところもいいね。教育や企業の理想モデルでしょう。
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